2017/06/25 02:08 午後

東京ドイツゲーム賞。

  • 2012/08/06 11:59 午後
  • 投稿者:


http://www.ustream.tv/channel/tendaysgames

ということで、テンデイズゲームズさんのユーストリーム、テンデイズTVにお邪魔して参りました。
内容はタイトルの通り、「東京ドイツゲーム賞」という公募のゲーム賞を執り行います、という内容です。
長いのですが、上記URLから録画視聴できますので、よろしければご覧ください。
募集要項につきましては、テンデイズゲームズのウェブサイトで近日正式発表になるとのことです。

ええ、たくさんしゃべらせていただきはしましたが、今回自分はメインでなく、沢田のサポートです。
沢田が前々からゲーム賞やったらどうかというアイディアを持っていたようなんですが、
自分達だけで開催してもなあ、というので、やるならどなたかと一緒に開催するのが良いのではと。
それで今回お声かけさせていただいて、テンデイズゲームズさんと話を進めることになりました。
テンデイズゲームズさんとの共同開催をさせていただく理由はいくつかありますが、
一番は、タナカマさんとお話している中でゲームの好みがごく近く、賞の目標設定をし易いのではないか、
と考えたのが、(私としては)実は一番大きな理由です。
これは自分達が開催する賞に限らないと思うんですが、
何らかの評価基準が設定されなければ受賞作の決めようが無い。

大真面目な話、共同開催について御承諾いただいた後で一番最初に話しあわれたのが、
「で、どういう賞にしましょうか?」ということでした。
賞金とかスケジュールとかいうことについてはある種事務的に進めていけますし、
それだけでも十二分に多忙になりそうな予感がありますが、
「結局どういうゲーム作ってくれた人に20万円あげるのよ」ということを設定せずにただ賞、
と言ってもワケがわからないことになってしまうかなと。

ということで話しあっている中で、タナカマさんの希望するテーマとして一番大きく出てきたのが
「90年代ドイツ」というキーワードでした。
もちろん自分達もその頃のボードゲームが原体験であり、思いいれは強く持っています。
また主催を担っていただくタナカマさんの意に沿うテーマ、ということでしたので、
その方向で考えていく事になりました。

東京ドイツゲーム賞」という名前に関しては…、ちょっと脱力な名前で申し訳ないんですけど(笑)、
「権威を打ち立てる!」みたいな意志を持っての一大事業ではないですよ、
ということを乗せたかった為こうなりました。ものは試しに、気軽にやってみませんか、というような。
あと、色々候補を出したものの決まらない中、冗談で出たこの名前が、
話し合いしている内に結局しっくり来てしまったから、というのはあります。

しかし、「90年代ドイツと言われても!」というのは言われるんじゃないかなとは思います。
「どういう要件を満たしていたら90年代ドイツなんですか」と聞かれても、
自分には核心的なことはお答えできません(他の2人はより上手く答えられるのかもしれませんが)。
そもそも「これは90年代っぽい」みたいに使ってるような曖昧な言葉なので、
お話しできたとしても傾向や例程度のことになると思います。

なので、かえっておどかしてしまったような気もするので申してしまいますが、
一次審査時点で、私は90年代ドイツということに大きくこだわりはしないと思います。
「どこか通じてるかな」というのがあれば十分だと思いますし、
今日発表されているボードゲーム・カードゲームは結局過去と地続きだと思うので。
「ここ最近のゲームしか知らないんだけど…」という方もあまり構えず出していただければ幸いです。
最終審査については各審査員の合意によって大賞が決まるので、私たち自身が
「この賞の本義とは」みたいなことに立ち返ろうとして結構苦しむのかもしれないんですが、
一次審査については90年代ドイツ分が薄くても通ると思います。
二次まで行ったゲームについてはお知らせしたとおり講評しますので、
むしろそこで各人が言う事から「こいつらはそういう所をこだわるのか」
みたいな事が浮き彫りにになるのではないのかなと思います。
何分こちらとしても審査員経験がなく、慣れない事なので御迷惑をおかけするかもしれませんが、
(そしてその慣れない事に挑戦したいというのが今回の私の最大のモチベーションなのですが)
よろしくお願いいたします。


このように書くとある程度おわかりいただけると思いますが、この東京ドイツゲーム賞、
一般に行われている賞レースとはかなり趣きの異なる物になる可能性を御承知置き下さい。
審査員の嗜好を読み取って、それを作品に反映すると、有利になる部分があると思います。
(そんな芸当ができる時点で既に優れたデザインテクニックを持っているとは言えますが)

審査員の内タナカマさんに関しては、テンデイズゲームズでお取り扱いのゲームや、
様々な媒体での言動から伝わるものがあると思います。
沢田については、

http://toccobushi.exblog.jp/

ここを見ることで得られる情報が大きいと思います。
特に「重要タイトルで振り返る捏造ドイツボードゲーム20年史」の1から5を読まれれば、
彼のゲームに対する考え方もそうですが、彼が90年代ドイツということについてどう捉えているのかは、
(難解ではありますが)表明されていると言えます。
可能であればそこにあげられているタイトルについて一通り(特にプエルトリコまで)、
遊んで見られてもよいかもしれません。

私に関しては、他の2人より情報は少ないと思い…ましたこともあり、
今回の機会に色々しゃべらせていただきました。
ただ審査員の中ではタナカマさんと沢田より重要でないので、
2人について知るのが先かと思います。…と言っても不親切ですね。
思いついたところで自分が持ち出しそうな審査基準をあげておきます。
予備情報程度に御参照下さい。

「自分以外のプレイヤーが人間である必要があること」…相手がコンピューターでもいいんだけど、という類の楽しみは、ボードゲームについては私は求めません。人間同士ならでは、という局面があることが、自分がボードゲームに対して感じている最大の魅力です。

「プレイヤー集団の遊び方次第で味わいが変わること」…タナカマさんが「粗い」という言葉を使っておられましたが、自分はむしろそれが無ければいけないくらいに考えています。勝敗とは別の部分で、集団として、上手く遊べばより面白くなり、遊び方を失敗すると味が落ちる、ということは、ボードゲームにとっては必要な事柄なのではないかというのが私の意見です。ボードゲームというのはすべて、一緒に楽しむことを目指す協力ゲームだと捉えたい気持ちがあります。

「繰り返す中で、勝敗が定まっていかない事」…あまりにも確かな上達があるゲームは、私が考えるボードゲームの用途上は好ましくはありません。慣れによる多少の有利は起こるとは思いますが、何度やっても、いかに慣れても、ゲームの展開の中で時には下位になる、というようなゲームの方が好ましいです。

「冷静でいられなくなるゲーム」…これもタナカマさんが言っていましたが、ゲーム中自分の気持ちに作用してくるようなゲームが好きです。「淡々と遂行する」というゲームより、「思わず緊張したり、苦しくなったり、ほっとしたり、興奮したり」というような、気持ちの起伏が激しく起こるゲームを比較的好みます。


とりあえずこんな所です。書いても書いても難しい、という感じですが、
多分個々の事項はそんなに重要ではなく、一番審査員を楽しませたものが大賞なのだと思いますので、
ご自身が一番得意なものを堂々とお作りになるのが一番なのではないかなと、そう思います。
ともあれ、御参加お待ちしております!

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  • 東京ドイツゲーム賞。
  • 投稿者: ゲストユーザー on 2012/08/07 07:09 午後
昨夜、ライブで見ました〜。ボードゲームを良く知らない私でもなんかとても楽しそうで、期待出来るイベントだと思いました。
「おぉ!これは!!」というゲームが集まると良いですね。

ところで9日(木曜日)ですが、そちらに行けなくなりました。(泣)
また都合の良い日にフラッと伺うと思います。

by TAMAKI
  • 吉田
  • 投稿者: Yoshida on 2012/08/07 07:25 午後
ご覧いただいたんですね、ありがとうございます。
普段店に来ていただいている方からすると「ホントにいつも通りにしゃべりまくるのね」
という感じだったと思いますが(笑)。

9日は了解です。また良き時にお待ちしております!