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5月5日のゲームマーケットで「ヴァス・シュティッヒ」日本語版を発売します。

  • 2015/04/25 10:30 午後
  • 投稿者:
4月25日。前回ブログを書いてから2か月経ってますねえ。
3月から始まったB2Fの7年目も、2か月が経過しようとしています。

現況のニューゲームズオーダーは、前回お知らせしたとおり、「枯山水」の増産を行いつつも、
海外ゲームの日本語版出版の仕事は依然複数並行で進めています。
枯山水への引き合いが依然として多いので、一見するとそのことばっかりやってそうに見えてるかもしれませんが、
そんなことはありません(笑)。

http://www.inside-games.jp/article/20...87119.html

ご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、先日insideさんの連載記事「アナログゲーム決死圏」のインタビューを受け、
枯山水のことをお話しました。
そこでリリース予定として「ペンギンパーティ」「ラー」「ヴァス・シュティッヒ」「ウィッチ・トライアル」を出します!
と一気に発表しましたのでー、本日はそちらの説明を(現在できる範囲で)したいと思います。


まず出す順は「ヴァス・シュティッヒ」→「ウィッチ・トライアル」→「ペンギンパーティ」→「ラー」

となる予定です。制作状況については、

・ラーは現在コンポーネントデータ制作工程の為、リリースは数か月先

ラーのことはまだこれからなのでちょっと言えません。言えるのは、本当はラーは昨年出すはずだったんですが、
枯山水リリースを先に入れた結果こっちが今年に延びたこと位です。
ついにここまで辿り着いたのよ!

・ペンギンパーティは現在工場での印刷工程。おそらく6月

ペンギンパーティは、タンサンファブリークさんに手掛けていただいたデザインが素晴らしくて勿体ないので(笑)、
詳細含めもうちょっと後で、ゲームマーケット後に公開させていただきたいと考えております。

・ウィッチ・トライアルも同じく印刷工程、ただし国内製造のため5月発売を想定

こちら文字情報、と言ってもフレーバー部分が多く、それがゲームの魅力の根幹なので頑張り中です。

・ヴァス・シュティッヒは製造完了!

ウィッチ・トライアルとヴァス・シュティッヒはペンギンパーティより後から計画が動きましたが、
タチキタ西山管轄の国内製造ラインで動いておりリリースが前後しております。
特にヴァス・シュティッヒは、つい先日立川に現物が届きましたので、間違いなくゲームマーケットで発売できます!
…ということで、本日具体的にさせていただくお話は、知らない方も多いと思いますが知っている人には忘れ難い一作、
ヴァス・シュティッヒです。



↑日本語版パッケージ…と言っても、今回はほぼ元版のままの絵です。
ちょっとだけ変更も考えたんですが、やっぱりこの絵は変えようがありません(笑)。



↑変わったのはサイズ。今回の日本語版は、元版と異なりコヨーテ等と同じサイズになっています。
コンポーネントについては1個入っていた木製マーカーだけはカードで代替させていただいてますが、
その他は原則同じです(リファレンスは新たに入れています)。
価格は税込1800円の予定です。

…え~。どこから説明させていただきましょうか。
ご存じない方が多いでしょうから、本当はまず「ヴァス・シュティッヒというのはどういうゲームか」
ということをご説明すべきでしょう。ただ難しい。
ちょっと歴が長い皆様からすれば、(ニューゲームズオーダーのラインナップだともはや定番の話ですが)
「ヴァス・シュティッヒは常識だろ!そんなことより何故今あれ出すのよ」というご質問も来そう。

まあ、基本情報から行きましょう。

原題:Was sticht?
作者:Karl-Heinz Schmiel(カール・ハインツ・シュミール)
発表:1993年
元版パブリッシャー:Moskito Spiele

カール・ハインツ・シュミールというと一番分かり易く有名な所ではお料理ゲーム「アラカルト」の作者ですね。
そして重要なのはドイツボードゲームの老舗、ハンス・イム・グリュック社の創業者の一人ということです。

↓詳しい説明はTable Games in the World様の記事におすがりします。

http://www.tgiw.info/author/schmiel.html
http://www.tgiw.info/news/hig.html

ちなみにもう一人のハンス創業者でついこの間まで社長を務めていたベルント・ブルンホーファーは「サンクトペテルブルク」や「ストーンエイジ」の作者(恐ろしいコンビだ…)。

上の記事の通りシュミールはハンス社の商業化に前後して辞め、個人メーカーとしてモスキート・シュピーレを立ち上げました。
会社の名前には「蚊のようにちょっとうっとうしいゲームのメーカー」といった一種の自虐があったのかもしれませんが、
モスキート・シュピーレのラインナップにはアラカルトの他にも「エキストラブラット」「みんなで決めたこと」「引っ越し騒動」等、ユニークなゲームがいくつもあります。
そして今回の「ヴァス・シュティッヒ」。会社ロゴにもなっている「蚊」を真正面から描いている、シュミールの代表作の1つです。
いわゆる「トリックテイキング」にカテゴライズされるゲームですが、滅茶苦茶切れ味鋭い変化球です。
↓ここで説明し出すと長さがなかなか酷いことになるのでご興味ある方は下記でルールPDFをご確認ください。

http://www.newgamesorder.jp/games/was-sticht

長くはないですが頭ぐるぐるするルールです(シュミールのお家芸という話ですが)。
決して簡単なゲームではありませんし、正直ニューゲームズオーダーのラインナップとしてはちょっと「そこ行っちゃっていいのかなあ?」」という所もあるんですが、
ボードゲームに面白さを求める皆様には、未プレイであれば、是非とも一度遊んでみていただきたいゲームなのです。
(あと当然のように元版をお持ちの愛好者の皆様には、コンパクトになったのでよろしければ予備で1個どうぞということです)

あとちょっと外側の話をしますと、今回ヴァス・シュティッヒの日本語版に踏み切ったことには、製造面の前進の話があります。
少し触れましたが、今回ヴァス・シュティッヒは国内で製造しています。
国内製造ですが、箱、タイル、そしてカードにはエンボスがかかっています。
他の自社製品よりは製造数をしぼりながらも、クオリティアップとコストダウンに成功しました。
特にクオリティアップは、今回私ども相当自信ございます(笑)。
中でも、今までとは異なる新製法のカードエンボス(カード表面の凹凸)は、是非体感していただきたいです。
私たち「なめらかエンボス」と命名しました。エンボス付いているんですが、シャッフルはなめらかです。



↑写真だけでは伝わらないと思いますが…。

西山の小さなイノベーションの積み重ねもあり、(円安もありますが)国内製造のコストが今、かなり海外製造に近づけられています。

これが何を意味するかと言えば。
「今までより商業上は冒険気味のタイトルでも、少な目の部数でリリースしうる」「しかも国内製造なのでリリースまで時間を大幅に短縮できる」ということなのです。

だからヴァス・シュティッヒ!出してしまいます。。
モダンアートや交易王、フェレータにコヨーテが売れようが、枯山水が当たろうが、私たちは変われません(笑)。
シュミールのゲーム、出させておくれよ!

ヴァス・シュティッヒ、5月5日、ゲームマーケットから発売します。

http://gamemarket.jp/

ブース番号は「A27」です。
枯山水も販売すべく現在準備中ですが、もう持っているワイという方はヴァス・シュティッヒをどーぞー!
ヴァス・シュティッヒも持っているという方は、面白さは十分ご存知と思うのでこの機会に買い替えどーぞ(笑)!
以上!

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