2017/11/18 10:48 午後

出せそうにない物を、諦めない為の方法として。パラノイアRPGシナリオ集のクラウドファンディング、1月末までやってます。

  • 2017/01/10 03:51 午後
  • 投稿者:


2017年立ち上がってから数日、お陰様でばったばたと忙しく、すると言っていた本件のブログ更新が少々滞って早1月10日。
そーろそろお届けしましょう。
パラノイアRPGのシナリオ集、「フラッシュバックス」電子書籍のクラウドファンディングのお話です。

いや~。2017年の私共にとり、重要な意味を持ったプロジェクトが、沢田担当によりスタートしております。
毎度ながら、「クラウドファンディングサイト『モーションギャラリー』でプロジェクトを公開し、出資を募る…17年立ち上がりから…」、
という沢田くんからの話、聞いちゃあいたんですが、「そういやあ、やるって言ってたけどアレどうなったのかな」と思っていたら、
「始まったよー」というさらりとした報告と共に、割合ガッチリとしたサイトが完成していたのを見ました。

https://motion-gallery.net/projects/p...flashbacks

多分私が上記の内容を確認したのは、皆様と同じタイミングです。へーこんな感じなのか。
あ、ニューゲームズオーダーが主催してるって書いてある。これ、今私たちがやってるんですね!?という(笑)。
身内ながら、本業も休日の文化活動もクソ忙しいのに一夜城のごとくこれを書き上げる沢田さん見事だな~、と他人事っぽい感想を抱きました。

さて、パラノイアのシナリオ集を(電子書籍を軸に)出版、という話にクラウドファンディングを用いよう、
ということになったのは、ニューゲームズオーダーの2012年から2016年にかけてやってきたゲーム出版と関係があります。

この5年間のリリースの内には、スペースアラートやフードチェーンマグネイト、そして勿論一連のパラノイアRPG関連書籍等、
事前にご予約を募る形で出版が叶った「無理めのタイトル」がありました。
ボードゲーム出版社として事業の中軸を成すようなゲーム(モダンアートとか、オリジナルではあっても主力となった枯山水とか)を出すうえでは、
「原則自己資金で」ということを旨としてやってきており、これは、
「社運を賭けるうえでは、自分たちが全額出資することで、他の主体に気を使うことなく、100%自分達の納得のいく製品づくりを行う」
ということを重視してきたからです。このやり方は私達にとり非常に重要で、最大の長所、持ち味だと思っています。
「上手くいったら自分達のお陰、下手を打ったら自分達のせい」ということで、金銭的な所から他に著しく迷惑がかかることはない、
という自由さは、きわめて難しい製品づくりの現場にあっては、本当に大事な命綱となります。
本位じゃないものを作らざるを得なくなった末、「やっぱりね」と言いながらお墓入る、というのは嬉しくない。
どうせなら自分たちの出来る限りを信じてやって、その至らなさで負けたい。

ということではあるんですが、このやり方は、当然ながら毎回の商業的な成功を強く義務づけられます(続けたければ、ということです)。
勿論そういう仕事ですから、着手している一つ一つのことを商業的成功に導けるように、少なくとも大失敗からできる限り遠ざかるように、
力を尽くすのですが、すると「無理そうなことにはそもそも着手できない」という当然かつ残念な状態に早々に行き当たります。
私達が商業主義の敬虔な信者であれば「商業的な成立が無理そうなことにそもそも価値なんて無いじゃない」と言い放ってしまうところでしょうが、
自分達の場合まず「ゲーム周りでやりたいあれやこれ」ありきですのでー、「金にならんかもしれんけど…それ良いじゃん!」ということしばしばです。
だから折衷案として取り組んできたのが一連の「予約→発売」のプロジェクトでした。

しかし、いよいよもって。自腹でゲームを出し、予約をとってゲームを出し、ということで進んでいくというのは、
「なお一層できないこと」を明らかにすることでもあるなと。本当に無茶なことになってくると、
予約では飽き足らず、先にお金をお預かりしないと着手もできない。(責任が生じますので、お預かりするのもホントは気が進まないんですが…)
例えばそれが今回の、パラノイア【フラッシュバックス】ということです。現在並行してパラノイア25thの3冊目のルールブック、
【ハイプログラマーズ】の日本語版制作が行われていますが(原語版のコンディションから相当の苦戦を強いられていると聞いていますが)
このハイプログラマーズがプレイヤーの皆様にとって「それは出してほしいよね」というものであるのに対し、
フラッシュバックスは、多分出さなくてもがっかりされるようなものではない。「贅沢品」だと認識されている。

…しかしながら。ごく一部の通じた方々には、熱望されている。パラノイアRPGを分厚く、魅力的にするもの。
「知られてない、でも良いもの、欲しいもの」。…そういうのをどうするのか。
「流石に無理だよー、いくらなんでも」と言ってしまえば、ニューゲームズオーダーも「非力な割には頑張ったな」
という辺りで終わってしまうわけですが。
本当は、契約と、翻訳と、流通と、それに先立つお金があれば、何のことは無い、出せるんですぜ。無理なことなど何もない。
千人が千円で買ってくれたらペイするものは、仮に百人しか欲しがらなくても、一人一万円にすりゃ出せたりもする。
十人だったら十万円。そんな感じ。別にRPGの書籍だから価格四桁で、とか、どうしても欲しい十人には関係ないでしょう。
ただまあ先に百人だ十人だと決め込むこともないので、一つ、試しに「この指とまれ」とやってみようと。
意外と集まりゃ…皆お得ですね!だから大きな声で「この指とまれ」を歌おうと。

沢田は、フラッシュバックスが出たらいいんじゃないかと強く思ってる一人です。
そして毎度ながら、「他に誰もやってくれなさそうだし」と、言い出しっぺを駆って出ている迂闊な人です(笑)。
こちらのプロジェクトで募っているお金は、よっぽど予想を遥かに超えるということにでもならなければ完全費用のみで、
ニューゲームズオーダー及び沢田が儲かる話でも何でもないんですが、

・これで盛り上がればトラブルシューターズがもっと売れるかもしれない
・こういう動きから今まで出せなかったものが出せるようになったりしたら、すごく都合がいい、自分達にも、多分皆さんにも

ということです。自分たちが儲かる話じゃないからまた他人事みたいに言っちゃいますが、
パラノイアRPGが好きな方、ご興味ある方、…一口乗っておいたほうが、良いと思いますよお。
ぽしゃった後で「今更だけどよくよく考えたらアレ出してほしかったよね」みたいの、良くないですよお(笑)。
ご参加いただけるのであれば、「シナリオ集か、ちょっと興味あるし乗っとくか」くらいの軽いステップでおいでいただければ十分、十二分に有難いのですが、
根幹のところでは、「こういう試みが、意外と上手く行っちゃったりする」という流れに、一口乗っちゃうというのはいかがでしょうか、というお誘いです。
いやあ。ぼく儲かんないんですけども。こういうことが意外と上手く行っちゃったら…良いですなあ。凄く良い。願いです。
みんなの持ち合いで、手の届かなかったものを手に入れるという。

1月末まで、モーションギャラリーで出資受付しています。
今日のブログの内容など言わずもがなの素敵な紳士淑女の皆様が既に25000円だのをバシバシ投じてらして、
沢田も私も気圧されつつ感謝申し上げておりますが、勿論全員がそんな出すことはないですよ(笑)!
(まあペーパーバック欲しいよね…という話はあるでしょうけれども)
3000円という人は逆にマゾい気がしますが、5000円とか6500円のプランでしたら、お値ごろですらあると思います。
むしろ今は、トラブルシューターズを買ってくれた「一般の」「5000円くらいなら出すよ」というプレイヤーの皆さんに、
どうお知らせすればいいかと感じています。
こういう話の常ですが、募集終わった後に「え、そんなのやってたのー!知らなかったよ、言ってよ~!」
というコメントをモリモリいただくものですので、沢田も私も本来性分じゃないんですができる限り言いふらしていこうと思っております。
沢田はモーションギャラリーから「気の置けない仲間たちをパーティに招いて出資を募ると良いよ!」みたいなアドバイスのメールをもらって、
「パーティを開くなど滅相もない私たちのようなインフラレッドに何を仰るのか!」と、さめざめと涙に暮れていましたが。
そんな徒手空拳のノーパーリーピーポーである我々を哀れに感じたら、隣のプレイヤーに言っておいてください(笑)。
連絡網で回してください!


トラックバック

このエントリのトラックバックURL:
http://www.b2fgames.com/trackback.php?id=20170110155131220