2017/07/22 03:46 午前

ゲームマーケット2017春にて、第2回東京ドイツゲーム賞最終候補作品「ハツデン」を発売します。

  • 2017/04/08 07:39 午後
  • 投稿者:


タイトルの通り、5月14日に開催されるゲームマーケット2017春のニューゲームズオーダー新製品として、
第2回東京ドイツゲーム賞最終候補作品「ハツデン」を発売致します。

http://www.newgamesorder.jp/games/hatuden

●昨秋のゲームマーケットで「TOKYO HIGHWAY」を発表されたittenさん作の2人用カードゲームです。
http://www.itten-games.com/
●価格は税込1800円です。
●「ペンギンパーティ」「エスカレーション」同様、「ゆかいなさかな」さんに協賛をいただいた製品になります。
●ご興味ある方は、東京ドイツゲーム賞の審査動画もご参照ください。

https://youtu.be/O65f1YqQoNg
https://youtu.be/ZiJhFFwCaas

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さて!昨年12月に発表させていただきました第2回東京ドイツゲーム賞から、まず「ハツデン」を発売させていただくことになりました。
いやー。有難いです。

同賞の最終候補作については、「できるだけ製品化してプレイヤーの皆様にお届けし、遊んでいただけるようにしたい」
という旨のことを、最終審査の際に申し上げました。
しかし商業ベースでゲームを出版する上では、当然ながら様々な課題があり、またご応募をいただいた作者の皆様にも個々にご事情があります。
その中で、各作品、どの程度まで製品化を実現できるのか…、と、結果発表の直後から思案しておりました。
結果としてこの「ハツデン」から着手させていただこう、と決めたのは、

…逆説的ですが、「ハツデン」が受賞を逃したからです。

と書くと「アナタ審査員でしょ!」と言うツッコミが方々から入りそうですが(笑)、言われても正直仕方が無いと思います。
受賞作とはできなかった以上、このゲームをニューゲームズオーダーから出せるとすれば、最初に着手するしかないなと。
それ程に、このゲームに何らかの賞をお贈りできなかったことには、一口に言って心残りがありました。


今回の東京ドイツゲーム賞の最終候補作は本当に甲乙付け難く、一同嬉しい悲鳴を上げました。
各賞を選出する段となって、最後の最後で、自分達が元来「3人以上の駆け引きのゲーム」を大事にしてきたこと、
そして東京ドイツゲーム賞は自分達の価値基準を表明する賞であるという成り立ちに、ごく僅かな差を見出すより他ありませんでした。
ハツデンが受賞を逃したことにはそれ以外の理由は何らありません。
最終審査の大詰めの話し合いで、タナカマさんは「ハツデンも大賞候補ですよね」という旨のことを念押しされましたし、
沢田も「今回最大のサプライズはハツデン」と言っていました。
いやあ、だってねえ。面白いですからねえ。

第2回東京ドイツゲーム賞作品の製品化を始めるにあたって、「大賞作品である「グラバー」から着手すべき」
という考えは当然あったのですが、一方で「グラバーを出したら、言わば『上から』『可能な範囲で』出す」ということになり、
結果としてはそう多くのタイトルはリリースできないことになるだろうな、という認識を持っていました。
その為、(柄にも無く悩んだのですが)グラバーの作者である赤瀬さんにご相談差し上げ、グラバー出版についてはお時間をいただくことにしました。

加えて、ハツデンについては、非常に手軽で遊び易く、それでいてゲーマーも満足させる内容を持っていることから、
「ペンギンパーティ」以来折に触れ出版にご協力をいただいている「ゆかいなさかな」さんに協賛を打診させていただきました。
「ゆかいなさかなさんのお眼鏡にかなうなら、ニューゲームズオーダーの正規ラインナップとして、出版に踏み切ろう」
というトライアルをさせていただいた形です。
結論としては良いお返事をいただけ、このように本日発表できることになりました。

ハツデンを作ったittenのお二人とは第2回東京ドイツゲーム賞の最終発表の直後に開催されたゲームマーケット2016秋の会場で初めてお目にかかりました。
その際はittenさんはゲームマーケット初出展で、TOKYO HIGHWAYがいきなり話題を呼んでいたので非常に驚きました。
ルール・コンセプトを担当された島本さんも、アートワークをご担当の富岡さんも、
アナログゲームの制作という点では新規参入ながらも、一見して「プロフェッショナルだな」と感じさせる方々でした。
そればかりではなく、ゲームをお作りになり、ブースを出され、ということ自体を非常に楽しんでいらっしゃることを感じました。
それもまた、自分の中で「ハツデンはやっぱり出したい!」という気持ちが高まる要因でした。

ハツデンのアートワークは応募時点で高いレベルにあり、製品化にあたってはそれをブラッシュアップするという作業でしたが、
短期間ながらも侃々諤々とし、相応に苦しみもあり、その分も達成感もあり、密度の濃い制作が行えたと思います。
お二人とも遠方から何度となく立川までお越しいただき、その熱量について私少々気圧される程でした…、
と書くと近い皆様には伝わるかと思います(笑)。

弊社ウェブサイトにはルールPDFがアップされていますので、気になる方はチェックしていただければと思います。
ゲーム内容は、「バトルライン」や「ロストシティ」のようなベースのゲームと言えば詳しい方には伝わるかと思いますが、
そこに「横軸」の概念を持ち込むというシンプルなアイデアが大きな効果をもたらしています。
このゲームが持っているリズムや、手番ごとにプレイヤーにもたらされる悩みの質・量の「ちょうど良さ」、
2人用ながらワンサイドになり難い展開、それらの調和から来る爽やかさは、生半可には得難いものです。
これこそ多くの方に求められる2人用ゲームなのではないかと。
手軽さ・便利さと面白さの融合が本当に素晴らしい。
ボードゲームをやったことの無い方に初めてのゲームとして一緒に遊ぶのも、ハツデンは良い選択肢になり得ると考えています。

このゲームは相当凄いのではないか。というのが私の偽らざる本心です。
枯山水や曼荼羅の時同様、オリジナル新作である以上、外に根拠を求められないのですが、
極力客観的な立場で申し上げて「買った方が良いと思います」という感じです(笑)。
当日はニューゲームズオーダーブースだけでなくittenブースでも販売予定です。
ゲームマーケットの会場や打ち上げの場などでの1ゲームとしても、とても遊び易いゲームなので、
本当に心から、ゲームマーケット土産として、当日のご購入お勧めです。

このゲームで第2回東京ドイツゲーム賞製品化の趨勢、占おうと思っております。皆様、よろしくお願い致します!

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