2020/07/15 04:55 午後

Cash a Catch (キャッシュ・ア・キャッチ) / by Andreas Pelikan

  • 2007/07/24 01:02 午前
  • 投稿者:


プレイ人数:2-5人用(3-5人推奨)
プレイ時間:30分
価格:5300円


魚河岸をモチーフにした競りゲーム。ただ競りと言っても買値は10ユーロ固定です。

プレイヤーが順番にオークショニアを務め、山札から魚カードが次々とめくられていきます。
命名「アメ横方式」オークション、チョコレートのごとくどんどん売り物が増えていくわけですね。
場に出た全部の魚カードがお買い得だと思った瞬間テーブル中央にあるベルを叩いて落札します。
アムステルダムの商人なんかに見られるような早い者勝ちの形式が採用されてます。
10ユーロはバンクに支払われ、オークショニアはご褒美としてめくったカード枚数分ユーロを獲得。

落札した魚は自分がオークショニアを務める手番に売却・換金できます。
同種の魚をたくさん貯めると売値が上がるので、10ユーロでいい仕入をして魚を売却し、
最終的に一番お金を稼いだ人の勝ちとなります。
ちなみに初期所持金は30ユーロなので、3回落札分持ってスタート。

説明すればかなりシンプルで、買ったカードを換金、という辺りはモダンアートのような
印象を受けますが、愉快なルールが場のヒートアップを誘います。
各プレイヤーは3個の木箱を持っており、それぞれの箱には1種類の魚介類しか入りません。
木箱に入りきらない余分のカードはゴミ箱行きとなってしまいゲーム終了時に罰金対象になります。
もう1枚カードが出たら買おう、と欲張ったら余計なカードが出てタイミングを失うとか、
集めている魚が他プレイヤーとカブって冷静さを失って落札とか、
はたまたぎりぎりでベル争いを制して落札成功!と思ったら手元に10ユーロ無い!など、
リアルタイム競りの醍醐味が存分に味わえます。いや本当に馬鹿じゃないか自分、
という局面が連発(笑)。

素晴らしいのは、それぞれのルールが全く過不足無く調和している点でしょうか。
競りゲームというのはある種既存の名作が多くあるので安易には取り組めないジャンルだと思うのですが、
このゲームは新しい価値を見事に生み出していると思います。
終始騒々しいノリで進行しつつも、瞬間的に買うべきなのかどうかと損得を勘定したり、
他プレイヤーが落札してくるであろうタイミングを読んで先んじたりと、
実は局面局面で瞬発的な思考が要求されます。考えどころは多く、決して騒がしいばかりではありません。
30分というプレイ時間、ルールの分かりやすさを考えると、本格派と呼んでも差し支えない内容です。

プレイ人数は3~5人ですが、当然ながら人数が多いほど買うのがシビアなゲームになり、
原点割れぎりぎりなんて人も出てきます。
逆に3人でやると結構買えるので落ち着いた勝負になる模様。
どっちもいいですが自分としては4~5人でのプレイが本領かと思います。

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