2020/02/18 04:42 午後

ニューゲームズオーダーは9日のワンフェスに出展致します(ブース3-31-3)。

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  • 2020/02/07 03:21 午後
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今週末、2月9日は幕張メッセでワンフェスが開催されますね!

https://wonfes.jp/

私吉田は立川で留守番なのですが、ニューゲームズオーダーはここの所毎回出展させていただいてます。
西山が作ったメタルフィギュアや3Dプリントの造形物、及びフロストグレイブ日本語版をはじめとしたミニチュアゲームの展示販売を行います。
普段ボードゲームを遊んでいる皆様には少々遠いイベントかもしれませんが、ミニチュアゲームや、
もしかしたらRPGのプレイヤーの方でもチェックされてる方はいらっしゃるでしょうか。

http://frostgravejp.thebase.in/

↑改めてご紹介しておきますと、上記が弊社運営のフロストグレイブの通販です。
フロストグレイブ、ア・フィストフル・オブ・カンフー、そして新たに発売した協力型ミニチュアゲーム、
レンジャーズ・オブ・シャドウディープのルールブックやミニチュアを発売中です。
加えてこれらのゲームに使用可能な輸入メタルフィギュアと、ご好評いただいている木製ダンジョンジオラマ、
「ウクライナダンジョン」各種も販売しています。

https://nsminiature.thebase.in/

↑そして上記が西山が造形している自社製メタルフィギュアと、弊社にて自社製造している3Dプリントフィギュアの通販ショップ、
「NSミニチュア(エヌエスミニチュア)」です。

西山は長年メタルフィギュアの自作を進めてきており、その一つの成果発表という形で、
今般ゲーム用のファンタジーミニチュアを各種製品化しているのですが、
加えて出てきているのが3Dプリンターにより製造(刷り出し)した建物やモンスターのフィギュアです。

3Dプリンターを使えばホビー・ゲームの製品が新しい形で生産できるのだ!
というのはどうもフィクションめいた話ですが、西山が研究を進め試験的に導入してきた3Dプリンターを用いて、
まだ小規模ではありますが、3Dプリンタによる製造物をダイレクトに製品として販売できるようになっております。
その一例が今回のワンフェスで販売する3Dプリントモデル「ヒーラーハウス」です。



ここまでのクオリティの物が製造できるようになってきました!
こちら、未塗装キット(左)は1個5000円での販売です(塗装済みも限定数販売予定らしいです)。
…というところで、こういった模型製品を手に取ったことのある方からすると
「随分安いな!」とお感じかと思いますが、これは3Dプリンターでの製造の一つの効用で、
従来のプラモデル等で必須の「金型」が無く、また3Dプリンターと3Dデータ(あと1日単位での刷り出し時間)があれば、「1個から」製造可能です。
ラインから大量の製品がボンボンと製造されてくるようなイメージでは無く、3Dプリンタを四六時中動かして、
半日に1個とか、1日に1個とか、そういったスピードでの生産にはなるのですが。
一つの物の販売数が限られるホビー製品との親和性は潜在的に非常に高い。完全にオンデマンド生産ですから、在庫が余ることがありません。
加えて、現在西山が海外3Dデザイナーとの契約で3Dモデルの販売権を取得しているわけですが、
買っているのは権利とデータだけ…というところで、海外デザイナーが作った立体物を販売するのに「輸送」という過程がありません。
地球の裏側で作られた3Dモデリングデータが東京立川で刷り出されているということです。
当初は3Dプリンターの運用にハードルもあり、印刷が止まったり、品質が安定しなかったり、
といったことも頻発していたのですが、研究の結果ここの所進展が見られ、現在かなり安定したペースで製造を行えております。
デスクトップ・パブリッシングならぬデスクトップ・ファクトリーといた趣きで、
西山が選出した数万円の3Dプリンターとデータ、数百円~数千円の刷り出し素材(フィラメント)から、
一般販売に充分耐える品質のプラモデルが生み出されて行っている状況は、はたから見ていて「何かすごい」。
西山が「使い道わからんけど試しに導入してみる」と言って7万円くらいの3Dプリンターを購入していじりはじめてから数年経ってますが、
ここに来て商用利用に半歩にじり寄ってきております。
今の所模型、およびミニチュアゲーム物品への利用、ということを念頭にしておりますが、
これはそのうち間違いなくボードゲームのコンポーネント作りにも絡んでくるだろうと予感してしております。
(サンプル製造とかには既に利用しているわけですが、刷り出した立体が直接製品に入る、といった意味でです)
加えてこういったミニチュアやジオラマ等を用いた卓上ゲームの存在感は今後増していくことになるのだろうなとも。
現在弊社のミニチュア系商品をご購入いただいている方でも、もとはボードゲームをやっていて、
こちらにも興味があったという方は少なからずいらっしゃいますし…、
内容物にミニチュアが入ったボードゲームがお好みの方であれば、もう一歩足を延ばしてみようか、
というお気持ちの方もいらっしゃると思いますので、そういった道を整備してまいりたいなと一同考えております。
ご興味ある方は、よろしければ今週末のワンフェスにおいでになってみてはいかがでしょうか、
あるいは弊社通販サイトをご覧いただいてみたはいかがでしょうか、というお話でした。

ニューゲームズオーダーの2020年。掘り起こし。

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  • 2020/01/31 08:42 午後
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気が付いたら2020年。の1月最終日ですね(笑)。どうもお久しぶりです吉田です。
B2Fやニューゲームズオーダーの近況とかね、いい加減お伝えして参ろうかなということで、よいしょとブログ更新することにしました。

最近のニューゲームズオーダー、どうなのか?
というと、それはつまり私が最近の日本のボードゲームを(商業に少なくとも片足置いた立場で)どう思ってるか、
について語ることになるわけですけども。

…うん、もう濁流(笑)!!

いや~。広がり過ぎてね。もちろんメリットもあるんですけども、「広がれば広がる程良い」なんてことは全く無いなと。
売れるゲームはより売れるようになっていて、それは勿論一面的には有り難いことなんですけども。
コヨーテにしてもペンギンパーティにしても、そして最近「売れてる方」に加わったもっとホイップを!にしても、
一つ一つ、是非遊んでいただきたいゲームですし、これらのゲームが広がっていっている手ごたえはしっかりと感じてます。
良いゲームを買ってもらって遊んでもらって、仕事になってる。本当に、嬉しいことです。

ただ、私達がお勧めしたいゲームはこの3つだけでは無いのでございます。無いのでございますが…、
これはあくまで私の体感ですが、「一握りの商業的エリートを除いた大方のゲームが、数年前より売れなくなってる」。
…うん。2020年になっても、依然道険しいですなあ(笑)。

要因は、やはり思うには、あまりにも沢山のボードゲームがあるからということでしょう。
そして情報の氾濫…と、その真偽、軽重の評価が難しいこと。ボードゲーム、作るのも売るのも遊ぶのも紹介するのも、
免許とかいらんですからねえ(かくいう私も無免許デベロッパーです)。
B2Fの店頭でボードゲームについてご説明する時、ド頭に
「率直に言えば、ご覧になった動画作った人、レビュー書いた人が、私より詳しいケースはあまり無いです」
と言ってしまうのが最近の常套句になっています(笑)。
(勿論すごく詳しい方がネットで発信されてるケースもあるでしょうが…率の話として)
youtubeに言われた気がしたり、インターネットに言われた気がしたりして、信憑性を強く感じてしまうのはわかるけど、
わたくしが説明したことの真偽を今スマホでググって確かめるのはあんまり良い手じゃないぞ!とか何とか(笑)。

店頭で、ボードゲームの話をバーッ、とさせていただくんですが(立川までいらした方ならお聞きいただいたことがあると思いますが)、
これはまあ、一つの目的として「私詳しいということでやってますので、その扱いで聞いていただけたら嬉しいです」
という自己紹介を兼ねていたりします。
「私国内のボードゲームジャンル内ですと結構有名です!」みたいなことをいけしゃあしゃあと自称していたり(笑)。
(とにかく平たく言うと…みたいなしゃべりを繰り返してきた成れの果てのフレーズ)
まあ…説明ははしょるけど、ちょっと私の話重く取ってみてください、ボードゲーム選びの上で、
というお願いをガガっとやってしまいます。まあ入口は、枯山水のプロデュースしましたとかいうのが結局一番早いわけで…。

とまあ、相変わらず目の前にいらしていただいた方相手にはなりふり構わず全力でやらせていただいているんですが、
(そして応じていただけている手ごたえは日々あり嬉しいことですが)、全体の広がりを考えるとどうしてもあるこの「焼け石に水」感。

面白かった、でも手に入らなくなったり棚の奥に入っちゃったりして、遊ばれなくなった面白いゲーム。
そういうのを復活させて皆さんのテーブルに出ていくように…と思ってやって参ったんですが、
今日の商業の環境にそのまんま沿っていくと、
自分達が取り扱っているラインナップの中でさえ格差を拡大させてしまいかねんわけでございます。

…と言う所に忸怩たる思いを改めて感じておりまして、それに対するテコ入れの準備として、
先日自社でのボードゲーム通販のサイトを開設させていただいたわけです。

https://ngoeshop.thebase.in/

ということですが、これは今の所一覧で並べただけの状態なので、これを一つ礎にして「掘り起こし」
をやってまいりたいなと考えているのが今です。
…10年やって、結局原点に立ち返った感じもしますが(笑)。
時が移り変わっても、自分がお知らせしたいようなボードゲームの魅力というものは伝わりづらいんだなあと思いますし、
伝わりづらいからこそ消費されずにある物なのかもしれないなあと思ったりします。
よいしょとやっていこう。ニューゲームズオーダーは2月決算で3月から新しい期なので、
そこを目標に新しい動きを始めてまいりたいと考えており、ます!お楽しみにね!

ニューゲームズオーダーのボードゲームの自社通販を開始します。

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  • 2019/12/19 08:37 午後
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表題の通り、本日は「ニューゲームズオーダーのボードゲーム/カードゲームの自社通販開始」のお知らせです。
↓下記のURLが通販サイトになります。

https://ngoeshop.thebase.in/

※現行の弊社希望小売価格での販売です。
※税込6000円以上ご注文の場合送料無料となります。

今までニューゲームズオーダーとしては、東京立川のB2Fゲームズでの店頭販売やゲームマーケットなどのイベント販売を除き、
小売販売を自社で行わない方針を取ってまいりましたが、それをこの度変更させていただくことに致しました。
理由は大きく以下の2つです。

1. 一部のカードゲーム製品等にコピー商品が流通してしまっていることへの対応策として
2. ニューゲームズオーダーのゲームラインナップを一通り並べた売り場を設置するため


1. コピー商品対策

日頃よりボードゲームをネットで購入される機会の多い方であればご存知の方も多いかと存じますが、
昨今人気の高いカードゲームを偽造したコピー商品が出回ってしまっている現状がございます。
弊社のカードゲーム「コヨーテ」もその一つです。
先般お知らせした通り商標登録出願や当事者の取扱業者様との対応協議を行い防止に努めておりますが、
完全な解決という状況には依然至っておらず、ご不便ご迷惑をおかけしております。

現状弊社のゲーム出荷はボードゲーム専門店のみでなく、様々な一般売り場向け卸問屋への出荷が増えております。
結果として私達自身、弊社のゲームを販売している全ての売り場を把握しているという状況では無くなっています。
ほとんど全ての売り場においてコピー品が置かれている事実は無いのですが、間違いなく確実とご案内できる売り場として、
弊社自身の売り場を作らせていただくことにした次第です。

ニューゲームズオーダーのボードゲームを購入されるのは、年を追うにつれ、既存のボードゲームプレイヤーの皆様から、
新たにボードゲームを遊んでみようと新たに手を伸ばされる方々に移り変わっているように認識しています。
(もちろん先般リリースしたセネターズ等、愛好者の皆様に顧みていただける出版も続けていますが、売り上げ全体の割合としては推移しています)
新たにご購入いただける方々程「どこでゲームを購入するか」ということについての情報が乏しいという認識を持っておりますので、
しばしばいただく「どこで買えば確実ですか?」というご質問に対し、弊社通販が回答となればと考えています。


2. ニューゲームズオーダーの現行ゲームが全て並んでいる売り場として

もう一つ、こちらの理由が非常に大きくあります。
ご存知の通り昨今、日本語版に限っても各社から非常に多くのボードゲームがリリースされている状況となっています。
これにより、特にボードゲーム専門店では商品点数により売り場が圧迫される事態が生じており、
既存商品を整理して陳列していただくのが非常に難しい状況となっております。
非常に流れが速くなっていて、一定の評価を受けたようなゲームでも、
ニューリリースと呼べる時期を過ぎるとすぐに売り場から押し出されてしまう。

私どもは2012年に本格的な日本語版生産を始めた当初から
「50個ほどの良質な自社製品ラインナップを作って、これをいつでも購入できるように維持に努めていく」
という方針を持って参りました。
非常に道は険しかったものの、ようやくそういったラインナップを実現できたのですが…、
これを今売り場で一まとめに陳列していただけていることは、ほとんど無いのではないかと思います。

現に弊社がリリースしているゲームでも、純粋な面白さといった所とは別に、売れ行きの差は想像以上に大きい物があります。
「そんなに売れるの!?」とどなたにも驚かれるほど好調に売れ続けるゲームがある一方、
「売れ行きとしてはほぼ停止」という状況のものまであります。
「えっ、あの傑作が今はほとんど売れないの!?」と、これまた驚かれるのですが(それは有難い評価ではありますが)、
その要因には新たなお客様にとり「そもそも売り場で見かけない、出会わない、存在を知る機会が無い」
ゲームになってしまっているという側面もあると考えています。
現にゲームマーケットで一通りのラインナップを並べて販売しますと「見たことないゲームがたくさんある」
というお声を頂戴することが近年増えてきている実感があります。

自分達が出してきたゲームに今一度光を当てられるのも自分達、という思いがあり、今回改めて自分達で売ってみたいと考えました。
例えばこの度久々にフォルム・ロマヌムを再販する運びとなりましたが、最初の日本語版リリースが2012年秋、ってもう7年前ですからね(笑)。
すごい時間が経っている。

差し当たりはシンプルに販売できるようにウェブショップを作った…、という段階ですが、今後可能であれば一つ一つのゲームにつきまして、
そもそもどういうゲームかという改めてのご紹介ですとか、日本語版出版の経緯について振り返りですとか、
1個1個スポットを当て直してみたいな、という思いもございます
(新規リリースの仕事も依然あるのでホントにちゃんとやれるのか…という話もありますが、極力本腰で、そう思っております)。


…というわけで、ニューゲームズオーダーのボードゲーム、今日様々な所でお買い求めいただけるようになりましたが、
ニューゲームズオーダーの自社通販でも買えるようになりましたよ!というお知らせでした。
私達がよく配っているカタログに載っているゲームで気になるのがあったけど、どうも売ってる所を見かけない!
というような場合はよろしければご利用ください。
よろしくお願い致します。

ゲームマーケット19秋にて、「セネターズ」日本語版を発売します。

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  • 2019/11/15 07:36 午後
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次回ゲームマーケットで新発売予定のボードゲーム、用意してるよ!
と言いつつ微妙に発表に時間を取ってしまったのは、(毎度のことになってしまってますが)現物が弊社に入っていないためで…。
東京港での通関が今終わった辺りで、来週月曜日に入荷予定です。現物を確認して「発売可能」と判断してから発表したいのが本音なので、
(売れない出来の物が来るかもしれないので…)このタイミングで言い出すのも躊躇するんですが、もうすぐ1週間前ですからね。
お知らせさせていただきましょう。

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ハイグ・タータ&リッキー・タータ作のボードゲーム「セネターズ」日本語版をゲームマーケット2019秋にて発売致します。
http://www.newgamesorder.jp/games/senators
(↑弊社ウェブサイトにルールPDFをアップロードしております)

希望小売価格は税込3850円(税抜3500円)を予定しています。ゲームマーケットでは3800円で販売します。
プレイ人数は3~5人、プレイ時間は40~60分。箱は弊社モダンアートと同一サイズです。
アートワークはフランス語版出版社のフェルティ版と同じものを用いています。

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…ということですが、皆様このゲームをご存知でしょうか?
おそらくは、こちらをご覧の九割以上の方はご存じ無いゲームかなと思います。
「いや、当然遊んだよ」「勿論チェックはしてるがあいにく未プレイ」といった特に熱心なボードゲーム愛好者の方々、
人数ベースでは増えてるとは思うんですが、何分現在国内で出回っているボードゲームのタイトル数が驚くほど増えているので、
知らなくても全く不思議は無いと思います。

というかそもそも私自身、数か月前に「遊ぼうと思いつつ積んでたので」と沢田くんが持ってきたので、
たまたま遊ぶ機会を得たという次第です。たしか少し前のエッセンで入手してきたと言っていたでしょうか。

初版が発表されたのが2017年、作者は「クー」の作者のリッキー・タータがお父さんのハイグ
(ヘイグと読むのが正確かも…)と共に作ったゲームです。
(詳細までは把握していないんですがハイグさんの原案を元にリッキーさんと協力して完成させたという感じでしょうか)
沢田が持ってきたバージョンはIndie Boards&Cardsのロゴが付いた英語版でした(おそらく2018年に出版されたもの?)。



勿論クーの作者のチームだというのは私達が注目する大きな理由でしたし、
加えて私達が(プレイヤーとしてもパブリッシャーとしても)求めてやまないルール短め1時間級のボードゲーム、
ということで、沢田や他の参加者と共に相応の期待を持ってやってみました。
と言っても、過去に同様のシチュエーションで遊んだゲームが全くの空振り、なんてこともありましたから、
期待と同じだけ駄目だった時の覚悟もしながら…ということではありますが(笑)。

ただ、結論としては!プレイした日の内に日本語版の権利取得の打診をしたわけです。即決でした。これはもう遊んだ全員、満場一致。
ボードゲーム出版や流通を取り巻く状況の変化もあり、自分達としては新たなリリースには大分慎重になっているのですが、
セネターズは「これは今すぐ出さにゃならんな!」と思わせてくれるボードゲームでした。
10年20年と堆積してきた名作の中にはご紹介したいボードゲームもまだまだありますが、
ここ最近発表され触れた物の中で、こんな新鮮な感覚がもたらされたのは、久々です。

内容としては、言葉にしても、結果これがどれ程のゲームになっているか伝えるのは本当は難しいんですが、
ある程度ご想像いただける部分もあると思いますので、がっと概要を書いてしまいましょう。

●古代ローマの元老院での権力争いをテーマにしたゲーム(NGOはどれだけ古代ローマが好きなのか…たまたまです)
●4つの市場で売りに出されるカードを入札オークションで争奪
●売り物の大部分である54枚の「資源カード」(6色、各1~9が1枚ずつ)を効率よく集めるのが手近な目標
●入札オークションの落札者は代金を主催者(手番プレイヤー)に支払う
●競りの主催者には優先購入権があり、最高値を付けたプレイヤーに逆にその額を支払えばそのカードを獲得できる
●「同数値3枚」か「同色3枚」を手元に集めこの三枚組を手番の「清算」アクションで売却できればその合計値と同額のコインを獲得
●「同色かつ数字が連番の3枚」を売れば合計値に加え15コインのボーナスを得られる(大事)
●手番で生産を行った際は10コイン支払う度に元老院議員1人の支持を獲得できる(1点獲得)
●手番で選べるアクションとして「強請」という他のプレイヤーの所持カードを提示額で買い取ろうとする攻撃方法がある
●強請による買取を断る方法は提示された額を逆に相手に支払って帰ってもらうというもの
●強請による扱いを経た資源カードはプロテクトされ、以降強請の対象にならなくなる(伏せられる)
●4つ目の市場(正確には「元老院」という名称)で売り出されるのは資源カードではなく「元老院カード」という特殊効果カード
●元老院カードの効果は清算時に使用できる(相当華々しい)
●しかしながら元老院カードも強請の対象になる(所有者が変わる)
●元老院カードは強請を経てもプロテクトされない
●そして各プレイヤーの手番の開始時には「イベントカード」が1枚めくられ適用される(これも激しい)
●イベントカード「戦争」の4枚目がめくられたらゲーム終了
●終了時に最も多くの議員の支持を獲得していたプレイヤーの勝ち

イベント→手番プレイヤーのアクション選択(「入札」か「強請」か「清算」)、という2ステップがゲーム終了まで繰り返されていく、
そして大半の手番で選ばれる入札には全員が参加する、ということで、どんどん起こってくる激しいイベントに対応、
頻繁に行われる入札オークションで資源カードを集め金を引っ張り合い、
誰かが三枚組を上手く揃えそうになってきた頃合いで強請によりまたカードやお金の取り合い、
その間隙を突いての清算でお金や点を得る、といった調子で、
シンプルなルール+1時間以内のゲームとは思えない波乱の展開が巻き起こります。
ボードゲームを(年数等かかわらず)熱心に遊ばれてる方で、「これは!」という一作を探し求めている皆様には、
このセネターズ、大いにご期待いただいていいかと思います。

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過去に「クー」の日本語版を出していた縁もありリッキーさんにすぐメールを出した所、
早々に日本語版出版について前向きな返答をいただけました。
ただライセンス管理についてはフランスのフェルティ社に任せている、ということで、それならと取り急ぎフェルティ社に連絡し、
諸条件についての調整はありましたが無事日本語版の出版契約を完了できました。
初版の出版以降ルールの細かなアップデートや拡張ルールのカード追加等があったためそちらは反映したバージョンになっています。
アートワークについては検討の結果フェルティ版を採用しています。
内容物についてもフェルティ版を踏襲しつつ、以下の通り微調整しております。

・箱厚みを少し増す(弊社モダンアートと同一寸法となっています)
・ついたてを大きくする(フランス語版はやや小さすぎるように感じたため、これもモダンアートのついたてと同寸法に)
・カードの厚み増、エンボス加工(アートワーク自体は非常に良かったので製造面で強化)
・ボード、コインマーカーの厚み増
・中敷きを整備、内容物を収まりを良くする

リリースされている物で既に非常に良かったわけですが、ニューゲームズオーダーとして出す上で、
「こんなポテンシャルの高い物なら、かけられる予算内でさらに磨こう」と判断し、
内容物個々に少しずつコストをかけた形になりました。
ここで「安ければ安い程良い」という方針を取れば売価をもう200円くらいは削れたのかもしれませんが、
ゲーム内容のことを考えると、それで損なわれるものはもったいないように思い、このようにさせていただきました。

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「セネターズ」、結局何がそんなに良いのか…という思いの部分を申し上げると、このゲーム自体のことに留まらず、
自分の思いとしては、国内外でのボードゲームの作られ方、売られ方、遊ばれ方…という所まで話が及んでしまって切りが無いんですが、
できるだけこのゲームの中の話で行きましょう(笑)。

3000円代という、手頃な価格。
箱の小ささ、携帯性。
ルールの短さ(コアルールは余裕を持ってA5サイズで5ページ以内です)。
価格に比して満足感のあるコンポーネント。
王道のアートワーク。
適切なプレイ時間。
適切な卓上の共有情報量。
密度の高いインタラクション。
波乱を巻き起こすイベント。
それらの見事な融合。

要点としては、こうなります。まとめて言ってしまえば、「コストパフォーマンスが極めて高い」。

過去にも何回か話題にしていますが、ここでいうコストというのは、入手の際の金銭的出費のみのことではありません。
ボードゲームを遊ぶ上でプレイヤーの皆様が負う、多岐に渡る労力や心理的負担を含めたものです。
上記で言えば特に価格、ルール量、プレイ時間といった所が皆様のコストに深く関係することになるかと思います。

ある程度このジャンルのボードゲームを遊んでいる皆様ならば重々ご承知のことと思いますが、
ボードゲームというのは、高い物、箱の大きい物を選ぶ程に大きな、そして良質な楽しみが得られるわけではありません。
野菜や果物を買う時のコツみたいなもので、「身が詰まってるのか」に注目するのが重要になります。

その点で言うと、この価格、大きさ、ルール量、ゲーム時間でこれだけのゲームを今作ってくれたことに、タータ親子への感謝しかありません。
短いルール、本当に良いです。年経るごとに思いますが、よっぽどのことが無い限り何十ページもあるルールブックはイヤですね(笑)。
NGOならば長年にわたりご好評いただいているコンコルディアにも言えますが、
短いルールを基礎に奥深いゲーム展開が実現されている、というのは、このジャンルの根幹を成す価値だな、と改めて実感しました。

あわせて卓上の共有情報量、ということを挙げましたが、これはルールの分量増大と共に愛好者向けゲームに昨今選ばれ(てしまい)がちな、
「卓上の情報を量的に激増させて1回では把握しきれなくさせる→それをリプレイのし甲斐だとする→定跡等を生み出させる」
というゲームデザイン方法から距離を置くものです。量的には十分余裕を持って「全容を把握できる」ゲーム。
自分が把握できるというだけでなく、全員が把握している、お互いが状況を把握しているということを了解している。
お互いが状況、形勢をわかっている、というコンセンサスの上で、カードやお金をやり取りする駆け引きこそ、ボードゲームの醍醐味、というのが、
ニューゲームズオーダーの基本姿勢です。そしてそれは自分の知る限り、ドイツから発してきたボードゲームデザインの考え方です。
把握できた度合いを競うのでは無く、把握したものをどう解釈するか、どう活用するかということで勝敗を決めたい、決めていただきたいんですよね。

セネターズの形勢は、得点(元老院議員からの支持)と、カードの集まり具合、そして所持金で示されますから、
(お金はついたてに隠れますが、互いの懐具合はざっくりわかるはずです)その土台の上で是非楽しく戦っていただければと思います。

プレイヤーの手番の度にめくられるイベントカードについては、これもなかなかのっぴきならないです。
この要素が、先行しているプレイヤーの「安定優位」みたいなものを大いに脅かしてくれます。
何せ毎手番、矢継ぎ早にめくられますからね(笑)。
こういったイベントの荒波がもたらす一寸先は闇の展開、で1時間というのは、私がボードゲームに望む楽しみの時間そのものです。

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雑感としては、こんな感じです。セネターズ、率直に申し上げれば…皆やってみたら良いと思います(笑)。
ボードゲームが滅茶苦茶たくさん出ていて、どれがどれやら、面白いのがどこにあるやら右往左往、
って状況だと思いますが、NGOで1個見つけておきました。
カードにテキストがあるゲームではありますから、日本語版にしておきました、ということですので。

内容はなかなか激しいので、予想として「初心者にはお勧めしない」とか「人は選ぶ」とか言われそうな気もするのですが、
いや全然初めての人にもやってみて欲しいです。人は選ぶのかもしれないですけど、「きっと自分にはできない」と思う必要は無いです。
ルールは短いですから。時間もそこまで長くはない。価格も3000円代。お試しいただける物として、準備しました。

こういうゲームを、ボードゲームの面白さに気付き始めた、たくさんの人にぶつけてみたいんですよね。
新しくボードゲームを遊んでいる方々、それは勿論色んな方がいらっしゃる。「初心者」なんていう均質な人たちがいるわけではない。
ただ自分が日々そういった方々とお話させていただいていて、既存の人達、自分達が認識している以上の、
ボードゲームを遊ぶことへの情熱であるとか、ガッツであるとかを感じることが多いんですよね。
「この人たち、思った以上にボードゲームを好きになってくれてるんだな…」って、びっくりすることもしばしばです。
遊んでる年数なんて関係ない。勝手に半人前扱いして手加減したやつ薄めたやつを勧める必要なんて無いよと。
無駄にルール長くて時間長い眠たいやつを繰り出すなよってことです。
絶対面白いやつなら、当人がその気なんだったら、一緒に遊べばいいと思います。
そういうシチュエーションで最初っから一緒に楽しめるゲームこそ、本来ユーロボードゲームのトップのやつのはずです。

だからセネターズ。ニューゲームズオーダーとしては、今これです。
一方で商業的な計算もしていて、こちら初版2000部のみで作ってます。
売れ行きとしてはそこそこかもしれない(結局セネターズは「小さいつづら」だから)、とも思うし、
2000部で利益が出るように作れるようになったことは、会社としての進歩ではあります。

でも、この2000部がとっとと売り切れてくれたら嬉しいなあ、と思いつつ、ゲームマーケットで発売します。
今のボードゲーム商業の状況、何とか変えたいですね。
できれば先に試遊して、とかではなく、自分が一番好きなゲーム仲間と、全員初プレイ、と言う状態で遊んでみていただきたいです。
感動する準備をしておいてくれ(笑)。


…さて、と言いつつ自分もまだサンプルでしか現物を見てないわけなので…。
来週月曜日、無事来るといいなあ(笑)。首尾よく無事なものが来ましたら、当日は皆様よろしくお願い致します。

予定を変更し、ゴー・ストップ改版の話を少々。

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  • 2019/11/09 07:11 午後
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http://www.newgamesorder.jp/games/go-stop-1

ええ前回ゲームマーケットでの新製品の話を次回しますと申し上げたんですが、
話の順序的に今回は「ゴー・ストップ」の再入荷の話をさせていただきます。

沢田が手作りで作ってゲームマーケットで初めて売ったのが確か「2005年」ですから、
(↑2003年かと思ったら記憶違いでした。沢田くん本人からの指摘により修正しました)
割と根強く居残っているこちらのゲームですが、もう一つ言うと品切れ再生産するたびに
何故かちょっとずつ仕様を変えてきている形になっておりまして、
(そういうプロデュースとかではなくたまたまなので自分達でもちょっと不思議なんですが)
この度のバージョンは4版にあたります。
これに伴い販売価格を税抜1400円とさせていただいております。
仕様の変更としては、

・箱サイズをコヨーテと同等サイズに変更
・中の得点カードやプレイヤー識別カードをタイルに変更
・プレイヤーの勝数を表示する為のチップ追加(両面で「1勝」「2勝」と表示できるもの6枚)

という形になっています。
内容物の変更としてはプレイアビリティの地道な向上、というのが今回の改版の眼目です。
ゴー・ストップは短時間、シンプル、スピーディで盛り上がる、というところに長所があるゲームですが、
そのゲームプレイの中で間違いなく「カードをめくって伏せてめくって伏せて引き取ってめくって伏せて」
といったことをひっきり無しに繰り返すゲームです。
その中で、「絶対問題」という程ではないけどやや気になる課題として、
「リズム良くやってると場に置いておくカードと手札に入れるカードをあせって混同しわちゃわちゃしてくる」というハードルがありました。



今回の改版で有効な変更の一つは、地味ですが識別カードのタイルへの変更です。
プレイヤーの手札となるカードは六色のプレイヤーカラーで誰のカードなのか判別する形になっています。
手札とは別に手元に残してプレイヤーカラーを示しておくものとして識別カードがあったわけですが、
この識別カード、プレイヤーの手札と同一サイズでデザインも似ていたため
「わちゃわちゃやっている内に間違えて識別カードを手札に持ってしまう」というのがありがちなことでした。
もちろんすぐに「あれ?」と気付き、苦笑いしながら手元に置き直すだけなんですが、これで一瞬ゲームが止まるのは確かなんですよね。
ということで、識別カードを厚紙にしました。各段手札とは間違えにくくなると思います。
これに伴い、得点カードの方もタイルにしました。これはゲームの意味上というよりは、
獲得を目指す対象ですからちょっと分厚くしておいたら嬉しいかなということであわせて変更しました。



そしてもう一つの変更が勝数チップの追加です。
ゴー・ストップは3本先取のゲーム(まあ好きな回数気が済むまで遊べばいいんですが)ということですので、
今誰が何勝しているか表示できた方がより良いかなということで。
メモする程ではないし、気にすれば憶えておけるとは思うんですが、
「誰が2勝しててリーチ掛けてるから…」みたいなことが全員に明示されている、
その情報が共有されていることがしっかり期待できるようになると、
心理戦を楽しむ上ではこれも地道な向上なんではないかと思っています。
あと勝ったら手元にチップもらえるよ、というのは着実ですがこういうカジュアルゲームにはあって嬉しい要素かな、ということも。

という変更との兼ね合いから箱もコヨーテと同一サイズにさせていただきましたが、
「この箱サイズにすること」自体も勿論今回の改版の目的ではあります。
現在国内でのボードゲーム販売が広がってきた結果、売り場もある程度形が整ってきて、
従来の小箱だとどうしてもきれいに並べてもらうのが難しいんだな、という実感を得ていました。
あとこれは内部的な話ですが、以前のゴー・ストップには専用カートンが設定されておらず
全てバラ単位の受注となっており、管理上の手間からどうしても取り扱いや販促の優先順位を下げてしまう、
という事情もありまして…、コヨーテ等と同じ、カートンに40個入っていてその単位で出荷する、
というNGOが確立してきた標準に合わせる施策を取りました。

ゲーム内容としては、今改めて多くの方に遊んでいただくのにいいゲームなんじゃないかな…、
と期待するところは大きいですし、あと大切なのが、これだけボードゲームが広がってくると
「あ、ゴー・ストップね、前の版持ってるよ」「そのゲームやったことある」って人より、
「何そのゲーム、知らないけど?」という人の方が常に多い状態なんですよね。
本当に、日々新たに遊び始めていただける状況が続いていますから。
ですから、ゴー・ストップをまだ知らない方々にしっかり認知してもらいうる形を取り直しての再販としました。
ボードゲームの出版事業、次々と新しいのを出していく!みたいのが華々しいし勿論大ヒットのチャンスもあるのかもしれませんが、
過去に自分達が出した物を地道に改善して再供給、みたいなのはやっぱり欠かせないなあ、と思ってやっております。
ということでゴー・ストップ、改めてよろしくお願いします。

秋ゲムマに向けブログ再起動。

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  • 2019/10/24 08:15 午後
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お久しぶりです。いよいよもってここの更新頻度もほぼ休止みたいな状態ですけども(笑)、
自分の中ではこのブログ、過去の物にしてほっぽっているつもりは全く無く、自分にとり自分達にとり、
何ら変わらず重要だと考えています。
ニューゲームズオーダー周辺での私たちの活動の実情を知るきっかけとして相変わらずよくあげていただけるのもありますし。
(結構全体的に熟読されたうえで立川に来られるような方もいらっしゃり有り難い限りです)
どちらかというと「書いてない」というか、今は黙っていようと思うから黙っているというような。
(いや間違いなく書いてないんだけど)
何か言うんだったら全体にメリットのあること、効くことを言いたいなあ、と思いつつ、
こうだだっ広くだらーんと界隈が広がってくると、なかなかそうも行かなく。
時間的にもそれなりに長くやってきて(ビーツーエフゲームズが2006年10月からですから)、
経緯が重なった分内外のコンテクストもすっかり入り組んでしまって、
色んなことをすぱっと言うのがどんどんたいへんな作業になってますので…、
何かの折に触れてえいやっと思い切り付けないと何も書き出せないんですよね(笑)。

で、じゃあ何で今日久しぶりに書き始めたかというと、そろそろ秋冬の新製品が出来上がってきたから、というのが結局の所です。
ニューゲームズオーダーの状況、自分達の今の気分を知っていただくのには、何より出してるものを見て触れていただくのが一番です。
リリースにあたっての「これはどういうつもりかというと…」と言う話は、
自分も本来言いたがりですからしっかりと書かせていただくつもりでございます。

確か、昨今のボードゲームの出版、遊ばれ方等々に関して思うことは「もっとホイップを!」
のリリースあたりで結構ちゃんと言ったような…、記憶があるので(次回までに自分が書いたやつを読み返します)、
その上でどうしましょうかね、皆さんにどんな感じのをお届けしましょうかね、
嬉しいですかね楽しいですかね役立ちますかね売れますかね、ねえホントにね、というあたりを考えて参りたい。
ま、自分達が良いと思いつつ売れ行きも良い、そんな素敵なアイテムを商業の軸にしつつ、
売れないけど絶対良い、と思う物のリリースを強行していってしまおう、という路線は変わらないというか明確になるばかりですが。
次に出すゲームは売れ行きに関して諦めてるとは言わないですが(むしろ商業的ポテンシャルだって高い気もする)、
でも売れなくても何とかして出すよねこれは、という感じのゲームです。

と予告を売っておいて、次回(ちゃんと近日書きます)その来月のゲームマーケットでリリースするボードゲームのお話をしようかと思います。
工場から東京港に入ってくるスケジュールが出ていたので、
輸送でホントにトラブらなければちゃんとゲームマーケットのNGOブースで初お目見えするはずです。
(あと製造でも大幅にやらかしてなければ…良いですねホント)
売れて欲しいなあと思いつつホントは売れるかどうかなんぞわからんわけですが、
でもこのゲームを今なお出せるというのは嬉しいという気持ちが強いので自分は今楽しみです。

それでは、ともあれ次回更新をお待ち下さい…、ってこれはTwitterにリンクを貼らなくても読んで下さっている少数の方々へのメッセージですな(笑)。
また来週(くらい)!

2013年組の増刷仕事到来。

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  • 2019/07/16 03:37 午後
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先のゲームマーケットから発売したスクエアオンセールがお陰様で良いペースで出荷できておりまして、
さて次のボードゲーム仕事は…、と見渡すと、考えるまでも無くラインナップのいくつかが品切れになっている状況でして。

・古代ローマの新しいゲーム
・フォルムロマヌム
・ビッグチーズ
・ナゲッツ
・ボツワナ
・ゴーストップ

といったタイトルが、実は軒並み品切れもしくは品切れ間近です。
品切れは対応しなければいけない課題なのですけども、上記のゲームが品切れすることには一定の感慨もあります。
これらは2012年から2013年頃に発売を始めたものだからです。
2014年にモダンアート等で日本語版出版を本格化させて、さらに年末に枯山水を出してからニューゲームズオーダーが軌道に乗ってきた、
というのはそうなんですが、2012年~13年の、製造と販売のサイクルを(割と色々無い所から)生み出した時間というのは、
その基礎になっていることは間違いありません。
2012年に出した古代ローマやフォルムといった所は1回で1000部の生産でした。
それに対し2013年のビッグチーズ・ナゲッツは3000部生産。
この3000部がすぐに完売しなくても、継続的に売れていって、いつかは売り切れて、そうしたら増刷して…。
そういうタイトルを同時にたくさん持っていけば、ゲームメーカーはできるようになる、
という(希望的観測を大いに含めだ)仮説が、自分達の方針の根拠でした。

ビッグチーズやナゲッツの3000部生産を決めながら(3000部にしなければ販売価格とコストの面が合いようが無かったんです)、
一方で「本当に全部売れるんかねこれは…」と我ながら思ってましたが、そしてその予想通りそうそう一気に売れてはいきませんでしたが、
リリースから7年目にして各3000部がほぼ売り切れました。
国内でのボードゲームの普及が進んだ後に発売したタイトルは、その勢いを受けて好調に売れたものがいくつもありますが、
まだまだ無風か微風だった頃に出したこれらが売り切れたのは、じんわりと良かったと思っております。

とは言え、これを増刷するのもそれなりに苦労のある一仕事なのですが(笑)。
売り切れて欲しい気持ちもありましたが、売り切れちゃうとしんどいな~なんて一方の本音もあり。
権利関係上ボツワナのリストックは難しく感じているのですが、その他は増刷に着手していきます(あるいは着手しています)。
なお実はフォルムについては、クラマー側との話し合いで次回の増刷でいったんラスト、ということになりそうです。
「その内買おうと思ってた」と言う方は、次回増刷時にご購入いただくのがよろしいかと思います。
(そういいながら増刷分出荷再開時期が未定ですが…)

スクエアオンセールのお話、その3(いったん終わり)。

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  • 2019/06/27 05:57 午後
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さて!随分と間が開いてしまいました(笑)。お陰様でゲームマーケットでスクエアオンセール発売の後、一般出荷も開始できました。
皆様にお楽しみいただけているのかな、という感触はありますので、一つ肩の荷が降りたかなという気分ではあります。

前回の続きの話になりますが、ニューゲームズオーダーでのスクエアオンセール製品化の話については、
橋口さんにお声掛けしたのは2014年…というあたりの話でしたね。発売まで、長らくかかりました。
その理由は…ということなんですが、一口に言うと「出すのがずっと難しかったから」ということになります。

ご存知の通りニューゲームズオーダーでは、2014年に枯山水を出して以降も色々とゲームを出版してきました。
その出版に持っていくまでの判断というのがNGOで自分の最も大きな役割ということになると思います。
自分が何をやっているかと言えば、「このゲームをこういう形で商業出版したら各方面に良いのではないだろうか」
ということを(割と誰に頼まれるわけでもなく)考え出して、何かしらの手がかりが頭の中に生じた所で具体化して、
製品化にこぎつけるという仕事なのですが…、その「これなら製品化、行けるかな?」という感覚が生じたものしか製品化していません。
というかできないんですね。何せゲーム出版、売れればお金増えますが、売れないとお金無くなっちゃいますからね(箱だけが大量に残る)。

ごく簡単に言ってしまえば、買って遊ぶ皆様が「喜んで買える」製品を作ること。
加えてそれが、自分達に収益ももたらし、ボードゲームというジャンルにとっても良いことだと感じられるということ。
買う側と売る側のメリットを併せ持ったものが作れれば製品化できる、仕事になる、ということなんですが、
言うは易しで、えらく難しいんですよね。
「とても良いゲームだけど、今製品化して仕事レベルの収益を上げるのは無理かな…」というゲームは枚挙に暇がありません。

スクエアオンセールについては、「メーカーとなった以上自分達で出版する」という課題については、
それこそ2014年より以前からずっと感じていたんですが、ずっと難しかったですね。難しいゲームです。
内容物が多くてコストがかかるものだし、テーマがあまり具体的でないのでその部分で魅力をアピールする間口を作るのは難しい。
そしてルールが生じさせるゲームも独特なので「どういうゲームですか?」と「一言アピール」を求められると、正直ほんと困る。

きょうび、この「どういうゲームですか?」という質問に体のいい回答のできるゲームが、商業的には優等生、という結論は出ているんですよね。
一言アピールの文句がイイ感じであれば、内容がそこまでメッチャ良くなくても売れる気がします。
その点言うと、スクエアオンセールは問題児でしかない。
一言じゃ説明できないもののやっていただけばわかるかと思います、というゲームなので。

2014年当時、具体的な出版に向けての動きを始めたのは「いい加減着手しなければ…」という思いもありましたし、
橋口さんが(自主的に)デザインしてくれたゴー・ストップを行きがかりで製品化させていただけた勢いを
スクエアオンセールにも転化させたい、という思いもありました。
「+αの力が無ければ、このゲームはずっと出せないんだろうなあ」というのが自分が持っていた感覚でしたので。

ただそこからも随分時間がかかりました。特に弊社側の出版スケジュールの事情もあって制作は断続的になり、
橋口さんにもご迷惑をおかけしました。
どうしても「良いゲームである上に収益が期待できるもの」が常に優先順位が先になり、それさえいつもギリギリでやってきました。
その中では、(常に考えていたものの)スクエアオンセールはずーっと後回しになっていました。
会社存続の上で、これは自分のやる気でどうにかなるような話では無く、どうしても優先順位を上げられる方法が思いつかなかったですね。
「出したけど全然売れないね、やんなきゃ良かったねアハハ」ってわけにはいかなかったですしね(笑)。

そんな感じで、ずっと徐行制作状態だったスクエアオンセールの出版に具体性を持たせてくれたのが、橋口さんにいただいたパッケージの案でした。



これを見た瞬間自分は「やっっと出せるわー!」という感覚を得ました。助かった!というのが率直な感想で。ホント有り難かったです。
ずっと商業的な実像を結ばなかったスクエアオンセールが、ようやく姿を得たというのがこの箱のデザインです。
買う方に「これ、欲しいな」と感じてもらえるスクエアオンセールの箱って、一体どんなんだろうな~、
と暗中模索してきて幾年月という状態だったのですが、橋口さんにこの画像をお送りいただいた時「答え出た」と思いました。

素人目になりますが、このパッケージ、スクエアオンセールの「難しさ」と「楽しさ」の両面を、
最高に上手く表してると思うんですよね。「悩ましいけど楽しい」という以上に、「悩ましいのが楽しい」んだよ、というか。
「ボードゲーマーの頭の中」みたいなものを表しているのに、それでいてパッと見てもらってもカラフルで感じよく…、
ボードゲームを、ああでもないこうでもないと、うんうん言いながら遊ぶことそれ自体を、全面肯定してるような。

他のコンポーネントや、箱のサイズや、価格や、そういったものは、この箱を軸にして決めていった形です。
「この箱に入っているべき中身」というのを考えて作りました。これでめっちゃもうかる!とはやっぱり思いませんけどもね(笑)。
何とか出せる、総合的に判断すればNGOのラインナップに加えられる、そういう所まで、ようやくこぎつけることができました。

日本語版ということに限っても、びっくりする位たくさんのボードゲームが出てくるご時世になりましたけど、
こういうものは正直無いと思います。無くなってしまってるのかなと。
今回書いてきたような、「会社がソロバンはじいた上での通り一遍のボードゲーム出版」というものには、
1個限界来てると思ってまして。
なーんか絶妙につまらなくなりますよね。
(NGOというのはだからこそある意味意図的に、そういうことを頑張らないようにしていますが)
「仕事として考えるとまあこうなっちゃうわけです」という出版からは一層距離を置いていこう、
と思っておりますし、そのことを一つこのスクエアオンセールで示せたんでは無いかなと。
6000円が高いとお感じであれば買わないで良いのだろうと思いますし、
面白いボードゲームが欲しいという方にとってはお財布の中の6000円より明確に価値の高い箱なのではないかと思いますので、
当面売り場の一角に置いておこうと思います(笑)。

ということで一旦以上です。スクエアオンセールね。自分はもう、自分用かなと思うほど面白いと思ってます。
うんうん悩んで馬鹿笑いできるボードゲームです。…お、売り文句浮かんだ(笑)。ということでよろしければどうぞ。

スクエアオンセールの一般販売予定とルールブックの若干の修正につきまして

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  • 2019/06/06 04:09 午後
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ゲームマーケットが終わってからあっという間で、しばらく時間が空きました。
本日は書いていたスクエアオンセールの話の続きではなく連絡事項…ということで、

・スクエアオンセールの一般販売用出荷を6月10日頃開始します
・一般販売にあたり説明書の文言を若干調整した物に差し替えています

という2点になります。
出荷については現在取り扱い店様にご案内していますが、2点目のルールブック修正につきまして。

・5ページ目3行目 ×「1つ選んで置けます」→〇「1つ選んで置きます」
・5ページ目[手番を飛ばしてしまった場合の対応]…上記に伴い文言一部削除
・6ページ目のQ&Aの項目を2個追加

ということになります。ゲームプレイに大きな支障がある修正ではございませんが、一般出荷分からは説明書が差し変わっております。

http://www.newgamesorder.jp/games/squareonsale

上記のウェブサイトにあるPDFも変更したものに更新しております。
ご確認いただければゲームプレイ上の問題はほぼ無いかと思いますが、ゲームマーケットでスクエアオンセールをご購入いただいた方で、
修正後のルールブックをご希望の方はinfo@newgamesorder.jpまで「スクエアオンセール更新説明書希望」の題名でメールをいただき、
お送り先郵便番号・ご住所(建物名部屋番号まで)とお宛名(表札か郵便受けにご記載のもの)をお知らせください。
更新した説明書を郵送させていただきます。
なおこちらの郵送につきましては、2019年7月31日までにいただいたメールまでの対応とさせていただきます。
1か月余りで締切となりますのでよろしくお願い致します。

スクエアオンセールの話、その3。

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  • 2019/05/24 09:20 午後
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さてゲームマーケット前日ですね!社内も出展準備でただ今バタついております。
年を経て用意しなければいけない物品が非常に増えまして、会場への搬入に見落としが無いか~、みたいな話が大方ですね。
この期に及んでスクエアオンセールを持ってかない、みたいなやらかしは流石に無いと思いますが(笑)、忘れちゃいけない物が細かく色々と。
2日開催になってスタッフのスタミナ配分も難しくなりました(1日だけの参加にしたいという本音)(あと年1回の方が良いのではという本音)。

スクエアオンセールの発売発表後、お陰様で結構ご反響いただいております。有難うございます。
昔話以外の話題でいうとタイトルの表記の件、当時は「スクウェアオンセール」だったかと思います。
(「スクウェア・オン・セール」だったかもしれない)
今回橋口さんにパッケージをご作成いただいたものを拝見したら「スクエアオンセール」となっていました。
沢田に「正式名称はスクウェアだっけ?あと中黒は入れるべき?」みたいなことを聞いたら「別にどっちでも良いです」
という大らかな返答があり、結果スクエアオンセールになってます。


さてそれでは、昔話の続きを…ということですが、昨日も書いた通りここからは以前にも皆さんの目に触れてきた部分が多いでしょうかね。
西山に製造を任せ、しかしいったいどうなるものなんだろうと私も沢田も見守っていたわけですが、
仕様の要望や予算、ゲームマーケットの日程から生じる期日、といった課題を設定された後の西山は、
てきぱきと実務を進めていきました。自分としてはミーティングの日程を調整して、その度毎に西山に進捗を報告してもらい、
課題や沢田からの要望(そしてもちろん自分の要望)を出してそれをフィードバックして…、という手順。
話し合いもスムーズに進み、自分としては嬉しい誤算というか、「おお、立ち上がりから結構良いチームワーク」という感想でした。
沢田たちからすると、「この西山さんという人は、自分達が持たない方法論で動ける人なんだな」という信頼感を醸成する時間でした。
なお一言言っておきますと、この時点で「報酬」みたいな概念は全くありませんでした(笑)。
当時のゲームマーケットの状況ではそんなものはあるわけもなく…「ゲームが売れて儲かったら…」みたいな仮定の話がまずありませんでしたし、
西山にこれを依頼して、やってもらったからいくら払って…みたいな、そういう話題自体が無かったし、
全員それで当然だと思っていた気がします。
まあ自分以外全員学生だったというのもありますが、報酬5000円みたいな範囲でギャラ交渉みたいなことしても時間の無駄だし、
とにかくゲーム作って売れてから考えましょうや、という気分でした。
何よりの報酬は「ボードゲームを作る」という冒険への参加と言いますか…。

着手早々チームとしては順調に機能し始め、それは手ごたえはあったんですが、
一方でやろうとしていることの難度ははてしなく、「頑張ってはいるんだけどお話にはならん!」という状況が続きました。
何といっても大ボスは国内で製造できる工場を探した木製駒で…、予算とコストの開きがもう酷かったですね。
とりあえず駒1個あたりにかけられるコストを仮に「10円」と設定し、西山が作ってもらえそうな製造業者を見つけては見積もりをお願いする、
という感じだったんですが、最初の段階で「80円」という返答が来た時の絶望感は忘れられません。8倍(笑)。
かなりしんどい状況だったんですが西山がひたすら探し回った結果「13円」でやってもらえる業者さんを見つけ喜び。
…ただその13円、というのは、向こうの業者さんが納品を躊躇する位、本来入れねばならない工程をすっ飛ばしたもので、
当然ニスもかかっていなく色ムラもあり、加えて乾燥時間が不足していて納品してきた時点でしっとりしている、という有様。

当時西山から預かったサンプルを、新宿に呼び出した沢田に見せた時の沢田の「う~ん…」という反応。忘れられません。
何せ30分「う~ん…」しか言いませんでしたから(笑)。一方にはずたぼろで何とかここまでこぎつけた西山の姿が見えていて。
目の前には「これじゃいかんよなあ…」と思いつつもそれを口に出すことも躊躇われる沢田の姿があって。

「ギリギリのコスト計算で1個10円!」と言って作った駒がどう逆立ちしでも1個13円(三割増し)で、
しかも出来が全然満足に及ばないという現実。自分のボードゲーム作りの出発点はこの風景にあります。
スクエアオンセールという面白いゲームが身内から出て、ここに一個巨大なアドバンテージがあってもなお、これだけ理想と現実の開きがある。
今思い返すと…、スクエアオンセールというゲームは必要な駒の数が非常に多くてですね(笑)。
当時自分は「ボードゲームを生産するってなんて難しいんだ…所詮自分達には無理ってことか」
と悩み苦しむ日々だったんですが、2019年現在コスト計算した感想が「おいこのゲームめっちゃコスト高じゃんか!」という…。
当時の自分達が単純に力不足だったからというだけでなく、元々作るのがしんどい部類の仕様だったんですね、このゲームは。

ただその時は、沢田のOKがはっきりと出ないまま、その13円の駒でのリリースに進みました。
沢田には30分後「自分としては、これで出すから。文句が出たら、吉田の判断だった、吉田の責任だと言ってくれ」と言いました。

不格好でも、現実を受け入れて前に進まなければ。そうしなければ何も起こせない。
このゲームを遊んでみてもらいたいから、力及ばなくても、まず遊べるものとして発売しなければいかんわと。
本気の本気で全力尽くしたら、小規模でもとにかく世に問うて、課題についてはまた次回頑張ろう。
そういうことだなあという確信が、この2005年のスクウェアオンセールを通じて、自分達に刻まれました。
色んなものが足りない中で何とかして良い形のゲームを出そうとしますと、選択の幅ってのはほとんど無いんですよね。
選択肢を増やせる余裕、その力の源というのは、発想であり、スキルであり、チームワークであり、実績、信用、販売力であり。
未来に違いをもたらせるほどの力を、どっかから呼んでこなければいけない。
今自分達の元にその力が無いのであれば、グループとしてその力を求め続けながら、生き残らなければならないし。
終わりが来る前に力を呼ばねばならないし、そうまでしても続けようという動機がある集団でなければならない。
ボードゲーム作り、なかなかたいへんな作業だと思います。


で、何とか2005年のゲームマーケットで販売できる方向に向けて仕事いったり学校行ったりしつつ、暇を見つけては集合し、ガリガリと進めて参りました。
何とか生産した駒は塗料が生乾きでしっとりしていたので、メンバーの一人山根宅の網戸を外して横に渡し、その上に1個1個ビル駒を立てて乾かす、
みたいな作業を延々とやりました。春先で、乾燥を早めようと外に向けて戸が開け放たれ(ざるを得なかっ)た部屋は寒くて、
悲鳴を上げながら駒作業しましたねえ。
そして1セットずつ駒を詰めていく作業中、沢田が「この作業する人の給料は安くちゃだめだよなあ」と言ってたのを思い出します。

そんなさ中のゲームマーケット直前、1週間前位でしたかね。


https://toccobushi.exblog.jp/1774527/

集まった時、「ヒポダイス、大賞取りました!」という沢田からの言葉。嬉しかったですねえ。「まあ、そうだろうなあ!」と言いましたが。
上の通り沢田に「とにかくこれは宣伝はしとこう」と言ってブログに書いてもらい、当日持ってったら即完売しました。
自信はありましたが、驚きましたねえ。開幕直後、右の方からボードゲーマー達が僕らのブース向って全力ダッシュしてくる衝撃の風景、忘れられません。
(多分当時は開幕ダッシュ禁止という概念が無かったのですね…不要でしたから)

https://toccobushi.exblog.jp/1830568/

この後、ドイツ・エッセンで沢田が作って少し売ったり、ということがありましたが、正式に製品化…という話に進むには、長い時間を要しましたね。
2006年に吉田西山でビーツーエフゲームズとして起業し立川で店を始め、
2007年にエレメンツ・くいずですという形で初めてカードゲームの製品を出し、
2009年に問屋としてニューゲームズオーダーを始め、
2010年に「ぼくらの火星」を作ってエッセンでブース出展販売、
2012年の春にファブフィブを発売して問屋からメーカーへの重心移動の試み開始、2012年秋に古代ローマの新しいゲーム発売、
また2012年から2013年にかけ「第1回東京ドイツゲーム賞」を開催、という形で一つ一つ進めていきました。
ちょいちょい言ってることですが、ゲームの公募コンペをやらないかという沢田からの提案を自分が受けたのが東京ドイツゲーム賞で、
もちろんこれは「日本にもそろそろヒッポダイス的なやつあった方が良いだろうねえ」みたいな話から出たものでした。
おいそれと面白いゲームは来んだろうと高をくくっていたら枯山水と曼荼羅が来て嬉しい誤算となり、
メーカー本格化のため契約して準備していたモダンアートや交易王といった現在のNGO主要タイトルのリリースを連発し、
11月末のゲームマーケットで枯山水の発売にこぎつけたのが2014年でした。これももう5年前になってくるわけですね。
ここらへんの話は折に触れこのブログにガッチリ書いてきたので(最近はなかなか更新しませんが当時は勤勉に書いてました)
ご興味ある方は検索して読んでみてください。
ぼくらの火星の話とか、枯山水の話とか、我ながら結構面白い気がします…というか面白く書けるようにゲーム作りを進めてきてます。


で、2014年の流れの中で同じく沢田作の「ゴー・ストップ」を出す流れになったわけですが、そのきっかけをくれたのが橋口貴志さんでした。

http://www.b2fgames.com/article.php?s...2161202194
http://www.b2fgames.com/article.php?s...2180553216
http://www.b2fgames.com/article.php?s...4141942997

という感じで。で、このゴー・ストップをリリースした後、割とすぐに橋口さんに
「実はスクエアオンセールのアートワークもお願いしたいと思ってるんですが、いかがでしょう?」
というお話をしていました。2014年中の話です、なんと(笑)。
時の経つのは早いもので、足掛け6年になってしまい、橋口さんには気長にお付き合いいただき、本当に感謝しております。

と、ゲームマーケット前に書けるのはここまでということになりそうですが、
先刻何とか無事スクエアオンセール在庫が会場に向けて輸送手配された模様です。
とりあえずゲームマーケットにお越しの皆様とは会場でお会いするとしまして、
ゲームマーケット後に続きを書かせていただきます。よろしくお願い致します。
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