2017/04/29 08:49 午前

切り抜けかけて1月終盤。

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  • 2017/01/24 03:11 午後
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1月も、残すところ1週間ですねえ。いや~、早いもんです…とはあまり思わず、先日も西山と「1月、滅茶苦茶長くない?」という話をしていました。
先月バザリとキャント・ストップを何とか売り出して、お陰様で堅調に滑り出しまして、「あとは1月の枯山水再入荷さえ迎えれば…」というつもりでした。
2017年に入ったら新規の製品制作については一旦腰を据えて、慎重に、せざるを得ない、…し、状況を考えると流石にそうしたくもある。と。
先日何とか枯山水を再入荷&出荷再開でき、襲い来る納税群を何とか乗り切り、ようやく人心地。

ではあるんですが、色々仕事がひと段落しているつもりが、予想以上に相変わらず忙しいです(笑)。忙しいというか、それ以上に気ぜわしい。

一つにはお陰様で目標額150万円を達成致しました(!)パラノイアRPGミッション集【フラッシュバックス】です。
https://motion-gallery.net/projects/p...flashbacks
こちらは1月末までとなっておりまして引き続き募集中です。既にご参加いただいている方はご注目されていることと存じますが、

「お金集まる程内容充実する!」

というフェイズに入っております。私がただ今確認したところ現在の金額は1,755,700円。
180万円(つまりあと4万5千円ほど)集まりますと、「Pre-Paranoia」というミッションが一本余分で翻訳、収録されるということです。
200万円で「Trouble With Cockroaches」がさらに追加収録。
250万円で「Das Bot」が追加…、と、お値段変わらずミッション集の内容が充実していくという仕様です。
自分もそう詳しいわけではないですが、「ストレッチ・ゴール」というやり方だそうで。事前にこちらのサイトを見た段階では、
「上手くことが運べばいいけども…、思うようにご支援集まらなかったら、ここらへんも皮算用になってしまうのだからたいへんだー」
と思っていたんですが、幸いにも、その良い意味でのたらればを実現できかけている状況です。
ので、あと1週間、お知り合いのパラノイアRPGファンの皆様へのご周知ご案内、皆様よろしくお願い致します。
あと「お金を出すか、直前まで考えよう」とか「いくら出そうか、直前のお小遣い事情で決めよう…」という皆様も、
是非重々ご検討いただければ幸いです、が…どうか忘れないでください(笑)。
1月末まで!どうぞよろしくお願い致します。


さてパラノイアRPGの話はこのくらいで、もう1つの要因は「第2回東京ドイツゲーム賞」の優秀作群です。
お陰様で枯山水を再入荷しましたので、フェイズとしてはこれらにどのようにあたっていくか…、という考えを始められる状況です。しかし難しいです。
「いのちだいじに」と「ガンガンいこうぜ」の両方に根拠もあれば罠もある、そういう状況。
資金繰りや(枯山水入荷した直後の)在庫状況ということを言えば、もうちょっと時機を見たい。何なら半年くらい着手待ちたい。という気もしていますが、
ゲームをお作りいただいた皆様のお気持ちもあり、またこの賞にご注目いただいている皆様のご期待もあることは、重々承知しておりますので。

枯山水を第1回の大賞に選出したのが2013年の7月でしたから、3年半ばかりの時間を経まして、
商業の規模は若干ながら大きくすることはできましたが、オリジナルゲームを商業ベースで出すことの難しさは、
何も、なーにも変わらないな、という実感を今しています。
ルールや、内容物、アートワーク、箱のサイズ、価格、部数、それに伴う販売計画と、まあ見え易いものだけでも、その気があれば動かし放題で。
動かし放題な分、散らかり放題で。関係各人が見据える完成形に、どこかで強靭なリンクを見出せなければ、ものは実像を結びません。
「これを、こう生む」ということに、どこかで共通の確信、納得、覚悟が要ると。
だから、関係者が増えるほど像がブレるのですが、クオリティを持った人がより多く、本気で関係した先で、皆で結びおおせた実像ほど、良いものになる。
これは間違いない、と思ってるんですが、この「良いもの」を喜んでくれるのもまた、その像の価値を共有してくださる、本気のプレイヤー(単に経験や歴でなく、ゲームプレイに意欲旺盛な、という意味です)の皆様中心、ということなので、
ごくごく短期的な話としては、そういうゲーム作りに収益的な意味があるのかというと、よっぽどのことができない限り、差は生じないかもしれません(笑)。
良いものが作れた上で、それを度を越して強力なものにできた時の、副賞みたいなものかな~と。
商業ってのはそこを副賞扱いじゃいけないっぽいんですが(笑)、収益性にのみ特価させるなんて、難しいしやりたいわけでも全くないので、
やはり今までと同じやり方で苦しみ作るのですが、…さてー私ら、上手いことできるのかな、今回は?
上手いことできないと…まずいですなあ。今年こそ、まずいことにはしたくないですなあ。しかし、色々と、譲りたくはないですなあ。

まあ…見といてくれよ、皆(笑)。今まで通りの「ガンガンいこうぜ」一辺倒ではないかもしれない僕らですが、何とか切り抜けていきたいと、
心の底から思っていますので!ニューゲームズオーダーをしっかりと保ちながら、なおできる限り、進めてまいろうと思います。

出せそうにない物を、諦めない為の方法として。パラノイアRPGシナリオ集のクラウドファンディング、1月末までやってます。

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  • 2017/01/10 03:51 午後
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2017年立ち上がってから数日、お陰様でばったばたと忙しく、すると言っていた本件のブログ更新が少々滞って早1月10日。
そーろそろお届けしましょう。
パラノイアRPGのシナリオ集、「フラッシュバックス」電子書籍のクラウドファンディングのお話です。

いや~。2017年の私共にとり、重要な意味を持ったプロジェクトが、沢田担当によりスタートしております。
毎度ながら、「クラウドファンディングサイト『モーションギャラリー』でプロジェクトを公開し、出資を募る…17年立ち上がりから…」、
という沢田くんからの話、聞いちゃあいたんですが、「そういやあ、やるって言ってたけどアレどうなったのかな」と思っていたら、
「始まったよー」というさらりとした報告と共に、割合ガッチリとしたサイトが完成していたのを見ました。

https://motion-gallery.net/projects/p...flashbacks

多分私が上記の内容を確認したのは、皆様と同じタイミングです。へーこんな感じなのか。
あ、ニューゲームズオーダーが主催してるって書いてある。これ、今私たちがやってるんですね!?という(笑)。
身内ながら、本業も休日の文化活動もクソ忙しいのに一夜城のごとくこれを書き上げる沢田さん見事だな~、と他人事っぽい感想を抱きました。

さて、パラノイアのシナリオ集を(電子書籍を軸に)出版、という話にクラウドファンディングを用いよう、
ということになったのは、ニューゲームズオーダーの2012年から2016年にかけてやってきたゲーム出版と関係があります。

この5年間のリリースの内には、スペースアラートやフードチェーンマグネイト、そして勿論一連のパラノイアRPG関連書籍等、
事前にご予約を募る形で出版が叶った「無理めのタイトル」がありました。
ボードゲーム出版社として事業の中軸を成すようなゲーム(モダンアートとか、オリジナルではあっても主力となった枯山水とか)を出すうえでは、
「原則自己資金で」ということを旨としてやってきており、これは、
「社運を賭けるうえでは、自分たちが全額出資することで、他の主体に気を使うことなく、100%自分達の納得のいく製品づくりを行う」
ということを重視してきたからです。このやり方は私達にとり非常に重要で、最大の長所、持ち味だと思っています。
「上手くいったら自分達のお陰、下手を打ったら自分達のせい」ということで、金銭的な所から他に著しく迷惑がかかることはない、
という自由さは、きわめて難しい製品づくりの現場にあっては、本当に大事な命綱となります。
本位じゃないものを作らざるを得なくなった末、「やっぱりね」と言いながらお墓入る、というのは嬉しくない。
どうせなら自分たちの出来る限りを信じてやって、その至らなさで負けたい。

ということではあるんですが、このやり方は、当然ながら毎回の商業的な成功を強く義務づけられます(続けたければ、ということです)。
勿論そういう仕事ですから、着手している一つ一つのことを商業的成功に導けるように、少なくとも大失敗からできる限り遠ざかるように、
力を尽くすのですが、すると「無理そうなことにはそもそも着手できない」という当然かつ残念な状態に早々に行き当たります。
私達が商業主義の敬虔な信者であれば「商業的な成立が無理そうなことにそもそも価値なんて無いじゃない」と言い放ってしまうところでしょうが、
自分達の場合まず「ゲーム周りでやりたいあれやこれ」ありきですのでー、「金にならんかもしれんけど…それ良いじゃん!」ということしばしばです。
だから折衷案として取り組んできたのが一連の「予約→発売」のプロジェクトでした。

しかし、いよいよもって。自腹でゲームを出し、予約をとってゲームを出し、ということで進んでいくというのは、
「なお一層できないこと」を明らかにすることでもあるなと。本当に無茶なことになってくると、
予約では飽き足らず、先にお金をお預かりしないと着手もできない。(責任が生じますので、お預かりするのもホントは気が進まないんですが…)
例えばそれが今回の、パラノイア【フラッシュバックス】ということです。現在並行してパラノイア25thの3冊目のルールブック、
【ハイプログラマーズ】の日本語版制作が行われていますが(原語版のコンディションから相当の苦戦を強いられていると聞いていますが)
このハイプログラマーズがプレイヤーの皆様にとって「それは出してほしいよね」というものであるのに対し、
フラッシュバックスは、多分出さなくてもがっかりされるようなものではない。「贅沢品」だと認識されている。

…しかしながら。ごく一部の通じた方々には、熱望されている。パラノイアRPGを分厚く、魅力的にするもの。
「知られてない、でも良いもの、欲しいもの」。…そういうのをどうするのか。
「流石に無理だよー、いくらなんでも」と言ってしまえば、ニューゲームズオーダーも「非力な割には頑張ったな」
という辺りで終わってしまうわけですが。
本当は、契約と、翻訳と、流通と、それに先立つお金があれば、何のことは無い、出せるんですぜ。無理なことなど何もない。
千人が千円で買ってくれたらペイするものは、仮に百人しか欲しがらなくても、一人一万円にすりゃ出せたりもする。
十人だったら十万円。そんな感じ。別にRPGの書籍だから価格四桁で、とか、どうしても欲しい十人には関係ないでしょう。
ただまあ先に百人だ十人だと決め込むこともないので、一つ、試しに「この指とまれ」とやってみようと。
意外と集まりゃ…皆お得ですね!だから大きな声で「この指とまれ」を歌おうと。

沢田は、フラッシュバックスが出たらいいんじゃないかと強く思ってる一人です。
そして毎度ながら、「他に誰もやってくれなさそうだし」と、言い出しっぺを駆って出ている迂闊な人です(笑)。
こちらのプロジェクトで募っているお金は、よっぽど予想を遥かに超えるということにでもならなければ完全費用のみで、
ニューゲームズオーダー及び沢田が儲かる話でも何でもないんですが、

・これで盛り上がればトラブルシューターズがもっと売れるかもしれない
・こういう動きから今まで出せなかったものが出せるようになったりしたら、すごく都合がいい、自分達にも、多分皆さんにも

ということです。自分たちが儲かる話じゃないからまた他人事みたいに言っちゃいますが、
パラノイアRPGが好きな方、ご興味ある方、…一口乗っておいたほうが、良いと思いますよお。
ぽしゃった後で「今更だけどよくよく考えたらアレ出してほしかったよね」みたいの、良くないですよお(笑)。
ご参加いただけるのであれば、「シナリオ集か、ちょっと興味あるし乗っとくか」くらいの軽いステップでおいでいただければ十分、十二分に有難いのですが、
根幹のところでは、「こういう試みが、意外と上手く行っちゃったりする」という流れに、一口乗っちゃうというのはいかがでしょうか、というお誘いです。
いやあ。ぼく儲かんないんですけども。こういうことが意外と上手く行っちゃったら…良いですなあ。凄く良い。願いです。
みんなの持ち合いで、手の届かなかったものを手に入れるという。

1月末まで、モーションギャラリーで出資受付しています。
今日のブログの内容など言わずもがなの素敵な紳士淑女の皆様が既に25000円だのをバシバシ投じてらして、
沢田も私も気圧されつつ感謝申し上げておりますが、勿論全員がそんな出すことはないですよ(笑)!
(まあペーパーバック欲しいよね…という話はあるでしょうけれども)
3000円という人は逆にマゾい気がしますが、5000円とか6500円のプランでしたら、お値ごろですらあると思います。
むしろ今は、トラブルシューターズを買ってくれた「一般の」「5000円くらいなら出すよ」というプレイヤーの皆さんに、
どうお知らせすればいいかと感じています。
こういう話の常ですが、募集終わった後に「え、そんなのやってたのー!知らなかったよ、言ってよ~!」
というコメントをモリモリいただくものですので、沢田も私も本来性分じゃないんですができる限り言いふらしていこうと思っております。
沢田はモーションギャラリーから「気の置けない仲間たちをパーティに招いて出資を募ると良いよ!」みたいなアドバイスのメールをもらって、
「パーティを開くなど滅相もない私たちのようなインフラレッドに何を仰るのか!」と、さめざめと涙に暮れていましたが。
そんな徒手空拳のノーパーリーピーポーである我々を哀れに感じたら、隣のプレイヤーに言っておいてください(笑)。
連絡網で回してください!


2017年、仕事始め。

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  • 2017/01/05 08:37 午後
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新年明けましておめでとうございます!

…と例年そんな改まって挨拶してない気もしますが、本日より弊社仕事始めなので一応。2017年!
何とか迎えられた…というには半分語弊があり、まあ迎えられかけているのかなと。
ニューゲームズオーダーは2月決算なので、あと2か月ホント大事なんでございますーよーと。
ただ、我らの2016年最大最強ズタボロ要因である所の「枯山水」がついに再入荷秒読み段階(…というほど今すぐじゃないですが)に入り、
今月17日頃にはウチの倉庫に入ってくるらしく、後はもうコンテナごとぶっ潰れる等の事故が起きないよう着荷の無事を祈りつつ、
各方面からご注文をお取りする準備に入るのが、2017年立ち上がりの私共の最重要課題であると!いうことでございます。

枯山水が再入荷すれば、終わるよ!5年に渡った50作常備の旅が終わるよ!旅っていうか行!
ハイソサエティ無くなってるけど!あと最近コヨーテとペンギンパーティの売り上げばかりすごく上がってるせいで、残り1000部くらいになった所で
「在庫少」という表示が必要な事態になっているけど!(先月はペンギンパーティ700個売れたらしいです。凄い。)

変わらないことも多いけれど、随分と様変わりしたことも多く。この2017年を、楽しく、激しく、でも無事で生きて、
ゲーム作って行けたらいいですなあ。あと今年こそお金がちゃんと残るようにしないと、本当にメーカーとして続けていけないので、
私吉田も西山も、今年の中頃以降には懐具合という点で生き返る、という重大な課題を果たせるように。
即身仏になるわけにはいかないので(笑)、生身でまた皆様にゲームをお届けできるよう頑張ります。
そのためには今担当沢田が着手しているパラノイアのシナリオ集クラウドファンディングの話なども非常に重要なのですが…、

https://motion-gallery.net/projects/p...flashbacks
(↑こちら1月末まで受け付け中、既にご支援いただいている皆様誠に有難うございます!)

これについては近日中に改めて、きっちりと書きます!
まずはご挨拶まで、本年もご愛顧の程、よろしくお願い致しまーすー!

ニューゲームズオーダー、2017年も続きます。

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  • 2016/12/16 02:50 午後
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先日のゲームマーケット、ニューゲームズオーダーのブースにお越しいただいた皆様、誠に有難うございました。
何とか無事、バザリとキャント・ストップを発売できました。いやあ!

事前に全く触れていなかったのですが、今回の参加から、ブースは従来の2倍のスペースを使わせていただきました。
理由は…まあ一番は「大型ブース1ブースだと、自社製品が並びきらないから…」という所です。
今年はスルー・ジ・エイジズとかフードチェーンマグネイトとか、大箱のゲームがラインナップに加わったこともあり、どう考えてもムリという見通しでした。
加えて試遊卓も2ブースあったほうがいいかな(たいへんだけど…)ということで、今回の形となりました。
どんなものかと思っていたんですが、結果としては売上も今までで一番良く、広さ2倍にした甲斐があったということになりました。
当日2倍ブースに自社製品を一通り並べてみて、それでもぎりぎり一杯になったのを見て「しっかしたくさん作ったもんだ…」
と、みんなで話してました。

で、お陰様で好調な売れ行きだったこともあり、ニューゲームズオーダー、何とか2017年を迎えられそう!
…相変わらず大変だけど一応峠越えた…という状況です。全員ボロボロですがね(笑)。
来年1月に再入荷する枯山水の製造費用が支払える見通しになりました。

もう少し(2月いっぱい位までかな)予断を許さない日々が続きますが。色々と難しいこと、課題有りますが。
まずは踏ん張って、枯山水を含めて50作持った状態で"I'm OK."と申し上げたいと思います。本当にそれを切望してます。
求めれば本当に切りが無く、課題は山積ですが、僕らの力は有限で、魔法は無い。なので、いかに賢く、しぶとく用いるか。
皆様にとって価値のある存在として、かつ自分達も納得できる形としてのニューゲームズオーダーを見出すのが、来年の課題ですな。
ボードゲームメーカー、ホント、成立させたいね。できるってことにしたい。自分らの願いでもありますが、界隈の為にも、それは意義深いかなと。
だから、たいへんですけど、続けていきましょう。引き続き、よろしくお願い致しまーす!

第2回東京ドイツゲーム賞、大賞決定。

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  • 2016/12/06 08:59 午後
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2015年末に開催を発表し、まる1年にわたって審査を続けてまいりました「第2回東京ドイツゲーム賞」、先日全ての行程を終了しました。
結果は以下の通りです。

大賞:「グラバー」
テンデイズゲームズ特別賞:「BAG-GAI」「陰陽道」
ニューゲームズオーダー特別賞:「探偵稼業」「パトロネージュ」
審査員特別賞:「六次化農村」

以上、6作品の受賞となりました。
おめでとうございます!

応募いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。
有難うございました。

最終審査の協議については、以下の動画にてご覧ください。
https://youtu.be/510RkTvMEuE

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大賞は、赤瀬よぐさん作の「グラバー」となりました。素晴らしかったです!
シンプルかつ楽しく、ちょっと悪い交渉システムを持ち込んだ、心技体整った爽やかな1時間級ボードゲーム。
歴史上の人物が織りなす展開はリズム抜群で心地よく、これはもう、全員絶賛でした。

そして各賞は…、良い物が多すぎて、決められなかった結果、計5作もの選出となりました。
ニューゲームズオーダー特別賞は私の一存で2作出させていただきました。
「探偵稼業」は第一回「曼荼羅」に続き麻生忠詞さんの作品。軽量級カードゲームです。連続受賞!
「パトロネージュ」はTCG的な文脈に通ずる1時間級のカードゲーム。最早貫禄すら漂わせるような作品でした。

テンデイズゲームズ特別賞は、特に「陰陽道」は、何と最終審査に残っていないのに受賞!
切れ味鋭いカードゲーム「BAG-GAI」とあわせ、テンデイズゲームズのタナカマ店長から近々ご講評をいただけることになっています。

審査員特別賞は、特に沢田が強く推した結果「六次化農村」の受賞となりました。
限られた期間で、ここまでの長時間ボードゲームを面白い領域に到達させたご苦労に脱帽です。タナカマさんも私も全く異論はありませんでした。

受賞という形にはならなかったものを含め、特に最終審査に残ったもの、さらに惜しくも最終に残らなかったものは「基本的には全部素晴らしい」という、
口うるさめであることを自覚している私達としては例外的な、大豊作の状況でした。
動画でも繰り返し申しておりますが、「力作」という言葉では足りない程の、力溢れる強豪揃いの応募作から唸りながら選んだ、苦渋の最終結果です。

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http://www.b2fgames.com/article.php?s...6145821228
↑第2回開催にあたってのブログのエントリがこちらです。

http://www.b2fgames.com/article.php?s...7040819494
↑さらに遡って、第1回開催時のエントリも一応。

私が叫びまわってるあの動画をご覧いただければ多少伝わるものもあるかと存じますが。
第2回開催時に私「枯山水みたいな凄いことが、もう一度起きるようなこと、あるかもしれないじゃないか!」と申し上げました。
自分がゲームを作るわけではないですから、極めて無責任な発言だと我ながら思いますが、

…凄いこと、起きたぞおおおおお!

痛快なほど。終わってみると何を案じていたのかと思うほど、僕らバカだったなあと思うほど。
応募していただいた皆様の情熱と創意で、予想を遥かに超えて、素晴らしい第二回東京ドイツゲーム賞となりました。
面白いゲーム、こんな一気に来るかぁ!?と。

…とまあ、そういうことを、今は私たち審査員一同だけが知っている。もどかしい状況です。
第一回を終えた時の、枯山水と曼荼羅を自分たちが預かった時もそうでした。
そんな、見も知らないゲームの数々を面白い面白いと絶賛された所で、こっちは全く面白くないぞ!という皆様に向けてのこと。
それが大切だと、ひしひしと感じております。

第一回では最終発表のその日に、「枯山水」「曼荼羅」は出す、商品化すると明言致しました。
皆様に遊んでもらう所まで持っていくのが自分達の役割だと。でも、今回は流石にもう、多すぎるのよ!

…ただ、どうしても、まとめて何とかしたい。何とかしたいです!心の底からそう思っている!!
ですので、お時間をいただければ幸いです。
ゲームマーケットでバザリとキャント・ストップ出して、2016年を締めくくって、1月には品切れしている枯山水を再入荷して。その向こうで!
そこまで乗り越えてから!
またお話ししたいと思います。

本日は発表まで。有難うございました!

シド・サクソンのダイスゲーム「キャント・ストップ」をゲームマーケットで販売します。

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  • 2016/12/02 10:33 午後
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さてGM新製品、もう1つは。こっちは良いんじゃないでしょうか、「言わずと知れた」で!
シド・サクソンの代表作、の1つ、「キャント・ストップ」の日本語版を発売します。
(「アクワイア」があるので「の1つ」ですね)

https://boardgamegeek.com/boardgame/41/cant-stop

アートワークはこちらもママダユースケさんです。希望小売価格は税込3240円(税抜3000円)です。
ゲームマーケットでは3200円で発売します。

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ということで、もう1つの新製品はまさかの大物、「キャント・ストップ」の日本語版。ダイスゲームのクラシックですねえ。
これは店頭のアンケートでも、「バザリ」より随分知名度が高かったです。

いやあ。急転直下のリリース。我ながら驚いてます。
というのも、バザリとは対照的に、このキャント・ストップについては、具体的に出版計画が始まったのはつい先々月、10月のことだったのです(笑)。

元々「キャント・ストップ」はニューゲームズオーダーでも英語版を卸で取り扱いしていたのですが、ここの所は入荷が難しくなっていました。
そうなるとどうにかして日本語版を出したい、と考えてはいたものの、シド・サクソンが故人であることから現在の権利の所在が確認し難く、
「絶対出したいゲームの1つ」と常にリストに載せていながらも、懸案となっていたゲームでした。

というところだったのですが、さる10月初旬、メビウスゲームズの能勢さんから突然のお電話をいただいたのです。

「吉田さん、ニューゲームズオーダーさんでキャント・ストップを出したいって以前仰ってましたよね」
「はい、そう言えば以前お話したことありましたね…」
「実はメビウスで今キャント・ストップの日本語版誘われてるんだけど、良かったらニューゲームズオーダーさんで出されますか?」
「…えっ!!はい!勿論!出したいです!」

…あるんですか、そういうパターン!!というまさに青天の霹靂でございまして、実際メビウスおやじさんこと能勢さんには、
名作の日本語版出版について折に触れてご相談させていただいたり、ご助言いただいたりとお世話になっているのですが、
依然伺った際「基本的な名作は遊べるようにしていきたいですよね…」という話題の中でキャント・ストップの名前を私が挙げたことがあったのです。
そのことを覚えていただいていたのも嬉しかったのですが、メビウスゲームズさんにあったオファーをこちらにお譲りいただく形とは、、ホントに願ってもなく。恐縮です!

ということで、「ウミガメの島」のドイツ語版等を出しているフランヨス社をご紹介いただけました。
すると今度はフランヨス社のフランツさんが、

「アートワークもコンポーネントも価格も、諸々自由でいいよ」

というこれまたあり得ないほどやり易い条件でオファーいただきまして、
2時間考えたのち、こちらのオリジナルアートワークで作らせていただきたい旨返答しました(これが10月中旬)。

と言うのも、このなかなか無い、諸々破格の好条件を前にして、「これ、上手くいったら秋ゲームマーケットで、速攻出せないか?」
という、「契約2か月後発売」という計画が心に生じたからです。

・箱…タチキタプリント(http://tachikita.jimdo.com/)
・駒、サイコロ…駒のタチキタ(https://komatachi.thebase.in/)
・ボード…これもタチキタプリント
・アートワーク…ママダさん
・ルール…自前翻訳タチキタ印刷
・セットアップ…こうなりゃあとは気合で

…できるんじゃないだろうか。
ということで物は試し、バザリを脱稿していただいた直後のママダさんに、

「実はキャント・ストップも契約取れてしまいまして、ご執筆お願いできますか?10月いっぱいで」
という厚かましーいお願いをしてみたところ、いつもの通り飄々と「何とか、やってみます」とご快諾をいただけました。
折からテンデイズゲームズさんの「四人の容疑者」が話題になっていた所だったので、
「これは凄い、ママダ無双だ」とわくわくしながら待っていたら、様々なパターン(元版準拠の登山モチーフ、ラベンスバーガー版のハイウェイのもの等々)
のご提案をいただきました。数々ある中からご覧のようなパッケージとなったのは、自分が個人的にラベンス版に愛着があったこともありますが、
今までママダさんにお描きいただいたニューゲームズオーダーのボードゲームとの差別化もあり、またアスモデ社からでている版との差別化の意味もあります。
(そろそろママダさんのメインのタッチのアートワークでゲーム出したいね!という話もありました)



ボードは検討の末、「曼荼羅」と同じく布を採用しています。駒については上記の通り「駒のタチキタ」のディスクとポーンを用いています。箱もいわゆるNGOサイズ。
さらりとシンプルな仕上がりとなっていますが、元よりそれに合ったゲームですし、アートワークはママダさんだし、いいのではないでしょうか!
いやー、ホントに間に合うよゲームマーケット。
ゲーム内容は!ググって下さい(笑)!(ホントは程なくウェブサイトにルールをアップしますので、そちらをご覧ください)

というのも、本日優先的にここでお話したいのはNGO関が担当しているゲームマーケット用の企画のお話だからです。
かつては枯山水初版の石を延々と塗装し、最近だとフードチェーンマグネイトのカード立てなどを作っていた関ですが、
今回「ゲームマーケットでバザリとかキャント・ストップを買った人に何かお礼をあげたいですよね」ということを言っていて、
しばらくしたらこんな物を作っていました。



通称、ママダシャドウ駒。パッケージの人影たちを、手番用のポーン3個の代わりに使えるようにということです。



手前味噌ですがちょっと良いかもしれません。これはこれで、いくらか彩りが加わるのではないでしょうか。
こちらを3個セットで、ゲームマーケット会場で「バザリ」「キャント・ストップ」両方を買っていただいた方に差し上げよう、ということになりました。
最近ニューゲームズオーダーは色々機材導入して製造の実験をしてまして、その一環で最近来たレーザー加工機がこんな所で役に立つとは。

ええ、ゲームマーケットまで十日を切った現在、関が日夜レーザーでシャドウ駒を生み出しています。
ということでできる限りたくさん用意致しますが、配布は先着とさせていただきます。関が急ピッチで製造していますので、多分当日いっぱい大丈夫だと思いますが、
確実にもらっときたいぞという方は昼過ぎ位までにおいでいただければ幸いです。


と、いうことです。申し上げた通り、この12月、ゲームマーケット、ニューゲームズオーダーは勝負を賭けております。
ここは一つ、是非!ゲームマーケットでバザリとキャント・ストップをお求めいただいて、関のGM土産もお持ちいただければ幸いです。
この2つで、僕らの未来を占います(笑)。結果はわからない。やれる限りはやったのさ!
あとは皆様と会場で、お会いできるのを楽しみにしたいと思います。よろしくお願い致します!

ゲームマーケットで、ラインハルト・シュタウペの代表作、「バザリ」を発売します。

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  • 2016/12/02 07:23 午後
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ゲームマーケットのニューゲームズオーダー新製品、第一弾はこちら「バザリ」です。

http://www.newgamesorder.jp/games/basari
https://boardgamegeek.com/boardgame/14/basari

アートワークは日本語化にあたり一新しています。ご担当はさまよえるオランダ人に続き、ママダユースケさんです。
希望小売価格は税込3780円(税抜3500円)です。ゲームマーケットでは3700円で販売します。

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さーて。バザリです。バザリをぉぉお、出せます!ようやく!

とまあ、つい先日までこのまま「言わずと知れた、あの!」というテンションでお送りしようと思ってましたしそれでいいと思ってたんですが、
ど~も店頭で最近のお客様に聞いてみると、ご存じない方、多い!
「ラー知ってますか?」「はい、やったことあります」「持ってます、面白いですよね!」
「じゃあバザリは知ってますか?」「…初耳です」


そうなのね…。これが時の流れ。


何でラーを持ち出すかというと、どちらも1998年ごろに発表された作品で、自分たちがボードゲームを盛んに遊んだ頃の、思い出のゲームだからです。
そして、私の認識の限りでは、その頃の愛好者界隈で、ラーとバザリの存在感は同等のものだったように記憶しています。
ここらへんで、「え、バザリはずっと鉄板でしょ?」という反応を示している古ゲーマーの皆さんの声が聞こえてきそうですが、残念ながら勘違いみたいです!
入手難になって久しいからか、結構みんな忘れちゃってます!
(あと入手難になって「から」国内でボードゲーマーが急増した、というのもあるのかもしれません)
ただね。知らない人が増えたからってゲームがつまらなくなるわけじゃないのよ!

ラインハルト・シュタウペというと、何といってもまずはバザリですが、ニューゲームズオーダーでいうと「ザ・バクダン」、
それから取り扱い一旦終了しちゃってますが思い入れ深い「ダビデとゴリアテ」「ハバナ」等の作者です。
あと最近だとメビウスさん取り扱いでしたが「二枚目が好き(3は多すぎる)」とか。あとこれは昔だけど「シット」とか…あ、「Xニムト」の共作もやっている!
と、代表作共々シュタウペの知名度も若干下がっているのではないかと懸念してガンガン作品挙げちゃってますが。
子供用ゲームも数多く作り、編集者としても長年働いている彼の作品の中でも、「バザリ」は気軽で遊び易く、それでいて遊び応えありで、
「これぞドイツボードゲーム」というべき、ホントしみじみと、良いゲームです。ルールもシンプル、時間も45分。
手垢のついたような売り文句になっちゃいますが、本当に「ちょうどいい」。

実は日本語版出版に着手したのは2014年の春だったのですが、コンタクトした際シュタウペ本人から「バザリはカードゲーム版出すから」
と言って断られ、諦めきれず「しばらく経ったらまた連絡するから!絶対ボードゲーム版で出したいから!」と食い下がり、2016年になってようやくOKをもらったのです。
作者から直々に断られた時には一同本気で頭抱え、軽く心折れかけましたが、諦めなくてよかったです(笑)。
時間もかかりましたが、先月海外での製造が完了し、倉庫で受け取りました。


↑もちろん一部。

うん…、毎度のごとく内容の説明をしていませんね(笑)。
ニューゲームズオーダーのウェブサイトにルールをUPしているので、「初耳だけど気になるぞ!」というお目の高い皆様は、是非ご覧ください。
宝石商になって、市場をめぐって取引し、赤黄緑青の四色の宝石をたくさん集めてお金を稼ぐ「バッティング+交渉」のゲームです。



(そう、トイバーの「貴族のつとめ」なんかにも近い…とかは古ゲーマー向けの余計な一言ですが)
日本語版にあたっての変更点と言えば2つで、

・カードゲーム版のルールも取り入れて、従来の4人までではなく、5人まで遊べるようになった


↑5人プレイ時のみの4枚目のアクションタイルを追加

・4色の宝石の形を全部変えて、見栄えがちょっと贅沢に


↑華やかさ、と視認性もちょっとプラス?

とまあそこらへんでしょうか!
あと3780円は、過去に流通していた際以上にお求めやすくなっているかと存じます。
箱サイズはいつもの通り、モダンアートやラーと同じ底面のサイズです。
(厚みはモダンアート以上オランダ人未満です)


さて。これは私事ですが、今回のバザリ、フェレータ以来で上手いことできた日本語版ではないかなと個人的に感じています。
今まで遊んだことのなかった、最近新たにボードゲームの魅力を知った皆様に、是非遊んでいただきたいです。
「当然元版持ってるよ」「ドイツ語版も英語版も持ってるよ」という古くからの愛好者の皆様も、よろしければ久しぶりに取り出していただければ幸いです。
僕も久しぶりにこの前やったんですが、改めて、やっぱり、面白かったです。皆様是非この機会に「バザリ」、よろしくお願い致しまーす。

ニューゲームズオーダー、2017年に向けて。

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  • 2016/12/02 03:30 午後
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いや~、もう12月!2016年を締めくくる秋ゲームマーケットまであと10日となりましたねえ。
本当に11月は激動で、先日のAmazonさんとの取引のお話をしてからもしばらく間が空いてしまいましたが。

「 ニューゲームズオーダーの継続の為の収益力増強、新たな体制構築の必要性」

という項目についてお話する。ということを申し上げたままになっていました。
次回ゲームマーケットでの出し物についてもここに来て何とか目鼻が付きましたので、こちらのBlogも再起動したいと思います。

さて、この話題については10月にも触れていました。

http://www.b2fgames.com/article.php?s...7181428576

2016年というのは私達にとって記念すべき年になったと感じています。
2012年から(構想だけでいうとさらに前から)構想した「良いボードゲームを50作継続供給する」というスローガンについて、
達成したと言ってよい状況に到達しつつあるからです。しかしながら私達は現在、そんな感慨にふける余裕は全く無い状況です(笑)。

「100作はどう考えても不可能だから(それも滅茶苦茶大変そうだけど)50作を目標に据えよう」という2012年のスタート、今思っても絶妙だったなと。
ええ、50作継続供給という基準、私共にとり「ぎりぎり可能だけど滅茶苦茶ヤバい」ものだったことを今実感しています(笑)。
シンプルな話です。お金がたくさん必要だからです!

先日、好評につき品切れしていたコヨーテ、フェレータを再入荷、販売再開しました。
フードチェーンマグネイトも、部数は限られますが、一般販売を開始しました。
契約期間の終了という理由からフォーセールやロール・スルー・ジ・エイジズといったところがラインナップから去った側面はあるのですが、
現在のニューゲームズオーダーラインナップ、残る品切れは実質1つ。枯山水です。
年初には4000部あったはずの枯山水はまたも売り切れ、私共は9月から再生産に着手しました。
普段から熱心にボードゲームを遊ばれている皆様のご認識では「枯山水って2014年に出て、2015年に流行ったゲームでしょ」
という感じかもしれませんが、実の所、ニューゲームズオーダーの全てのゲームの中で、枯山水は未だに最もたくさん売れるゲームです。
実際多くのお店で現在売り切れており、また年末に向け入荷したいという多くのオファーに対し(2年連続で)お答えできず、
ご迷惑をおかけしています。

そんな大黒柱の枯山水なのですが、悩みの種になっているのが「現在のクオリティと販売価格を維持するには、1回で4000部以上の生産が不可欠」
ということです。枯山水は過去に自分たちが不可能を可能にするという決意でもって製品化したゲームで、
それが上手くいったことは非常に良かったと今なお思いますが、「不可能を可能にするのはタダじゃない」。
それは発売から2年経った今でも、何も変わることなく続いています。
私共のような徒手空拳のメーカーにとって、1回で1000万円以上かかるボードゲームの生産と在庫保持は、まあ控えめに言って重荷です。
理性的に考えれば、上がる案は2つです。

1. 名作ラインナップを優先し、枯山水を絶版、少なくとも生産中止にする(そして会社の規模を身の丈に縮小する)
2. 枯山水屋になる(枯山水関連をとにかく最優先して、収益を最大化して、余力があったら他のこともする)

で、商業の常道で言えば答えは簡単です。2です。この商業の周辺のことを見たって明らかです。
枯山水が、人生ゲームやウノやモノポリーや、そういうものの仲間に入るように邁進することこそが商業の成功の道。
今や私どもの状況は、1も2も選ばなければ、

3. 終了

ということになりかねないと。

…じゃあどうすんのよ!というところですが、2016年12月現在のニューゲームズオーダーは、

4. …ヤダ!どちらも諦めずに踏ん張る(今踏ん張ってる)

ということです。いや~あね。「オイオイ無茶すんなよ」という皆様の声が聞こえてきそうですけども。
譲れないものは譲れないのです。実際、惜しい所までは来てるんですわ。
これであと12月上手く乗り越えれば、1月に枯山水4000部再入荷できるんです(まだ全く予断を許さないんですが)。そうしたら、ひっくり返せる見込みであると。
そうできたら、自分たちとしては「50タイトル」というものに一つ、けじめを付けたと言っていいんじゃないかと思っています。
自分が20年前に思い描いた、モダンアートもラーも、普通に売ってて手に入る世界を、つくり出して、そして留め置けると。
そこには枯山水も要るのです。自分たちが全てのボードゲームの面倒を見られると申し上げる気は毛頭ございませんが、そこの筋は通しておきたい。
何故か手に入らなくなってしまってる面白いボードゲームがある。で、何故か皆その状況を諦めている。…いやいやいや!出しゃあいい!
やってやろうじゃないか!そんな単純なことが通らないとか、おかしいでしょうが!

…とまあ、心情的にはそんな所、そんだけなんですが、精神論だけでは立ち行かないので2017年に向け、具体的・現実的な方策も練っています。
2017年のボードゲームリリースは、今まで以上に全体とのバランスを考えていくことが必須ですし、当然していきます。
ただ、その策を起動する前提になるのがこの12月、そして翌年1月2月の私達の働きの結果ということです。

ということで、「ニューゲームズオーダーは今、来年1月の枯山水再販の為に全力を投じている」わけですけども…、

ゲームマーケットでの発売に向け、ボードゲームの新製品を2つ用意しています。

え~。言っていることとやっていることに一見矛盾があるように見えるかもしれませんけども、そんなことはありません。
面白いボードゲームを作って、売って、お金を稼いで、そしてボードゲームを作る。それを来年はさらに首尾良くやっていくので!
その再起動の為の起点がこの2つだと、自分たちは考えています。
そもそもね、枯山水の初版だって、その直前に出したモダンアートと交易王の売り上げ全部ぶち込んで出したヤツだしね!
2つとも気合入れて作ったものなんで、是非ゲームマーケットでニューゲームズオーダーブースにお越しいただければ幸いです。
で、その2つはなんなんだって話につきましてー、本日中に致します。ニューゲームズオーダーの2017年の計画に関しましては、
まあ僕らが息してたら1月2月にはお話ししましょう(笑)!

フードチェーンマグネイト日本語版の一般出荷を11月下旬(26日頃から)行います。

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  • 2016/11/18 03:09 午後
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ご予約いただいた皆様には今夏お送りしました「フードチェーンマグネイト」日本語版につきまして、「10月ごろにはある程度の部数一般出荷予定」
とお知らせしていましたが、木製駒の製造遅延(エッセンシーズンの影響もあったようです)により、販売できておりませんでした。
こちらにつきまして、昨日ようやくオランダより木製駒が入荷しましたので、近日中に製造を完了し、
11月末までに、ボードゲーム専門店様を中心に出荷させていただける運びとなりました。

今回の出荷数予定ですが、ナヴェガドールと同じく500部となっております。
これまたエクストリームな長時間ゲームなので500部あれば当分は大丈夫…と思っておりますが、
こちらは契約上のハードルがあり、この500部が売り切れた後も必ず再製造します!とは言い切りにくくなっております。
ちょっと古い話ですが、スペースアラートくらい…あちらは結局再販できましたが。

ということで、「予約しなかったけど、やっぱり欲しいかも!」という方は、売り場に並んでいるうちにご購入いただければ幸いです。
価格は税込10800円と少しお高めですが、一つよろしくお願い致します。

ニューゲームズオーダー製品のAmazon取り扱い開始のお知らせ、とそのご説明、その2。

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  • 2016/11/15 01:50 午後
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さて、日が空き過ぎないうちに続きと参りましょう。
数か月前、「御社との直接取引をお願いしたいです」という旨の連絡をAmazonの玩具・ホビー担当の方から受けた時、
私が最初に受けた印象は「意外だなあ」ということと「興味深いなあ」というものでした。

・こういう形でニューゲームズオーダー位の規模の会社に直接働きかけしてこられるということに対するちょっとした驚き
・このタイミングで何故直接ご連絡があったのだろうという疑問(枯山水リリース直後にはなかった)
・長らくAmazonに対して疑問に感じていたいくつかのことについて直接質問できるというちょっとラッキーな機会

どちらにしても、門前払いのようなことはあり得ないな、と思い、取引を開始させていただくかどうか、
お話し合いの上検討させていただきたい、と申し入れました。
日程調整はやや難航したのですが、立川までご来社いただき、ミーティングさせていただくことになりました。
大方自分達が先方に出向くことになるのだろうと思っていたので、「Amazonの人、こっち来るんだ」という所からして意外。

ミーティングに先立って、自分がAmazonの方に聞きたかったことは、

・何故ニューゲームズオーダーと「直接」取引したいのか
・取引条件に交渉の余地はあるのか

という2点でした。挨拶もそこそこに自分は、

「そもそも疑問なんですが、今ニューゲームズオーダーの物を直接仕入れることで、Amazonさんにどんなメリットがあるんですか?こう言っちゃなんですが、ウチのラインナップって、現状Amazonさんでほぼ全て買えるようになってますよね」

という質問をぶつけました。Amazonが「ありとあらゆる」と言ってもいい程広範に商品をラインナップし、
利便性を高めることを旨としている業態だということは、最早一般常識に近いと思ったので、いきなりこの質問になりました。
ラインナップ強化という観点に立てば、ニューゲームズオーダーの卸先の内何店舗かがAmazonに出品しておられることで、
事実上「Amazonで買える」状態は既に実現されている。
その現状に対する評価はさておき、「Amazonのラインナップ強化」という観点からは今回の話は理由が無いはず、というのが自分の前提でした。
そして、この話の理由、目的はおそらくは「取引条件」周りだろう、という予測を持っていました。
ざっくり言って、中間業者(問屋)を1つも経由せずメーカー→Amazon→一般顧客、という流れを作り出すことで差益が生じ、
Amazon(と可能性としては一応メーカーも)がより良い率で利益を得る、という、至極王道かつ、
ニューゲームズオーダーとしては慎重に考えるべきオファーが来るのでは、ないかな多分、という認識を持って話を始めたのです。
何も不思議な話では無いので言ってしまえば、一般にこういう話は大手の業者さんと話す程、
「こっちが一方的に得をするためにそっちがこっち仕切りのルールに合わせた上面倒を飲んでください」
という話を当然のようにされるのが常です。
仕入れ掛率はこっちが決めますとか、支払は6か月後になりますとか、こっちが買い切りしかやっていないと言っても委託(返品あり)で扱わせろとか、
そういう話は枚挙に暇がありません。細かい話だと振込手数料を負担してくれないとか。
基本的にこういう時のニューゲームズオーダーの返答は「嫌です、取り扱ってもらわなくていいです」の一本槍です。
「ウチ大手だよ、たくさん売れるよ、取り扱って欲しいんでしょ」的な角度で来られたら、大体後々いいことにならないんでお断りするのが正解、
というやり方で一貫してきていますし、それは今後もそうです。
だから今回の話も、ことによれば入り口で物別れ終了もあり得るよなと思っていました。
しかしながら先方の返答はそういう話ではなくて、多分に予想外な内容を含むものでした。

曰く「可能な限り全ての商品で適正価格・安定供給を実現する為、各メーカーとの直接取引を推進している、その一環」とのことだったのです。
つまり、「プレミアム価格」の過熱についての対策という部分が大きいと。

これはAmazonの総意という話とは限らず、自分がお話しした方の認識を含むのかもしれませんが、本当に意外な話でした。
まさかAmazonの方からプレミアム価格や転売の過熱についての懸念が表明されるとはと。
Amazonは少なくともプレミアム価格を「容認」していて、ことによれば「後押し」してるんじゃないの?という認識を持っていたからです。
しかし先方曰く、
「Amazonは確かに個人・他法人からの出品によって売り場の一端を構成していますし中古販売のサービスもあります。希望小売価格以上の値付けも合法の為、禁止するようなことはあり得ないわけですが、一方、過度なプレミアム価格については悪評を受けるのはAmazonであり、そこに大きな課題があります」と。
つまり出品者の値付けに対し「Amazonがぼったくってる」という評判を受けることは全く本意ではないし、対策の必要を感じているから、
ともすれば高騰するようなしっかりした商品は全般可能であれば直接取引・安定供給・定価水準で販売して、
品切れの場合も再入荷のスケジュールを極力把握して、という風に「流通を正常軌道に乗せる」というのが主意であると。うーん。正論。

この話を聞いた時、「そう言えば最近、Amazonでのボードゲームの極端な値崩れの話って聞かなくなったな…」
ということを思い起こしました。2010年ごろにはそれこそしばしばあり、以来「売れなきゃ捨て値で売り、売れれば釣り上げるAmazon」
といったようなイメージを持ったところが個人的にはあるのですが、このことも率直に聞いてみたところ、
先方からは「Amazonから極端な安値での販売を仕掛けるようなことはありません。他の通販業者さんの価格が安くなった時に、自動で反応して価格を並べるようにプログラムされています」という返答がありました。
加えて現在Amazonでの売れ行き予測を立てるプログラムは日進月歩で、今や相当な確度を誇っており、
捨て値で売らなければいけなくなるような在庫のだぶつきなどは、ほとんど生じなくなっていると。

一連の話には私として「意外」と「納得」がありました。相手は超巨大企業ですから、
全て鵜呑みにするのは果たしてどうかとは思いましたが、その際聞いた話には納得できない所はありませんでした。
そして、決め手はお話し中にふと先方が仰った「私たち小売りは…」というフレーズでした。私は思わず「えっ」と言って話を遮りました。

「Amazonさんて、小売業だったんですか」
「はい、勿論そうですが…?」
「いや~、Amazonはそういう既存の概念を超えて『守旧的な流通に取って代わる新時代の総合流通』位の自意識をお持ちなんだと思ってましたので(笑)」
「まさか(笑)!滅相もないです、小売業です」

そう言われてしまえば間違いなく小売業なんですが、自分としては正直途方も無い巨人と対峙しているような心持ちがあったので、これまた意外でした。
そして、これはつまり「通販の小売業者なんですが取引をお願いしたいんですが」という問い合わせを受けているシチュエーションだ(った)と。
向こうの業態も身分も不詳ということならいざ知らず、正式にご連絡・お申込みいただいて担当者も来社されているとなれば、
そりゃ普通に応対すべきだろうニューゲームズオーダー、ということになる。そこで断る理由は無くなってしまいました。

そうなると自分としては、「取引条件」、取り分け「掛率」と「支払期日」の部分でした。
これは過去にこのBlogでもお話ししていますが、ニューゲームズオーダーでは実店舗とネットのみの店舗で掛率の差を付けています。
これは実店舗でボードゲームのコーナーを作り、可能な限り専門知識をお持ちのご担当を置いていただく、
ということに対する支援として位置付けており、創業時から続けているやり方です。
Amazonはネット店舗ですから、いかに大きかろうと販売力があろうと、専門店実店舗と同様の優遇などは実施できない、
その筋は通せないと申し上げました。他のネット店舗と同じ条件でならお取り扱いくださいと。
加えて、大手業者が突き付けてきがちな支払期日の変更(つまり向こうの都合でのゆっくりした支払い)も飲めないので、
ニューゲームズオーダーの決めている期日にお支払い下さい、と。

先方ご担当は「持ち帰って調整させて下さい」と仰いました。
自分としては「ここで即断できないということは飲めない条件だということで、後日断られるだろうな」と思いました。
これは、以前に話したことがある他の大手業者から得た経験からのの予測です。
「調整してみたけど駄目だったのでやっぱりこちらの提示する(つまり諸々Amazon本位の)条件を飲んでくれ」と言われるだろうと。
ま、そういってくるなら突っぱねて終わりだ、と思っていた所、後日ご担当から「概ねオファーいただいた条件でお願いします」という連絡がありました。
…全部飲んでくるか、そこで。
Amazonが勝つ理由の一端を感じたところで、お取引を始めさせていただくことになった、という次第です。
11月に入ってより出荷を開始しています。正直ユーザーの皆様のお買い物に関しては大きく変わる所のない話で恐縮ですが、
ご承知おきいただければ幸いです…、と、締めかけたところで

5. ニューゲームズオーダーの継続の為の収益力増強、新たな体制構築の必要性

という話について語り残しましたので、その辺りはまた後日お話しし、あわせてあと1か月に迫ったゲームマーケットのお話など、
させていただければ幸いです。よろしくお願い致します。