2017/04/29 08:52 午前

書籍「パラノイア トラブルシューターズ・リトル・レッド・ブック」を7月15日に発売します。

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  • 2016/07/07 05:00 午後
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表題の通り、本日は新刊書籍の発売のお知らせです。
一部で既に発表済ですが、弊社より刊行しておりますパラノイアRPGの第一ルールブック、トラブルシューターズの抜粋・再編集版、
プレイヤー向けハンドブック「リトル・レッド・ブック」を7月15日にリリースすることとなりました。
価格は税抜1200円(税込1296円)です。

※当書籍は、(ここではお知らせしていなかったですが)PDF版としては(税込648円で)既に販売していたものです。
https://gumroad.com/l/ZBnMF

今回のリトル・レッド・ブック冊子版の出版の意義としましては、

■携帯・参照しやすいパラノイアRPGのプレイヤー向けルールブックを出版し、ゲームプレイの利便向上を図る
■価格が理由でトラブルシューターズをご購入されていなかった皆様の出発点として、お求めやすいルールブックをご提供する
■カバーが赤くて風合いが良い

といったところが挙げられると思います。
トラブルシューターズの全部ではなくプレイヤーに必要な部分を抜粋・再構成していますので、
「GMはやらないけどプレイヤーとして遊ぶ機会ができた」「興味はあるけどトラブルシューターズはハードル高いので、まずは雰囲気を知りたい」と言う方にお勧めです。
3行目で唐突にバカっぽくなっていますが(笑)、今回またしても私吉田はあまりタッチしておらず、話だけ聞いていたら完成しておりましたので、
自分の第一印象はこんな感じでした。手前味噌ですがなかなかいいアイテムだな~と思っております。

実際、遊ぶ人は全員あの黒い6000円のヤツを買ってください、という話は、(勿論買っていただければ有難いんですが)
自分が過去TRPGを遊んでいたシチュエーションに当てはめて想像しても、ちょっと難しいだろうなあ、と感じておりました。
その点今回のリトル・レッド・ブックは、価格的にもサイズ的にも、「1人1冊」も有りかも、と感じさせてくれます。
あまり高額の出費がためらわれるという方も「1200円なら…」という向きは多いでしょう…、し、
それ以上に自分が面倒を見る人数分買って渡すGMが発生する気もします(笑)。買わせるなり買って配るなり、どうぞご随意に!


現状のニューゲームズオーダーを売り上げの側から見ると、枯山水(ボードゲーム)、コヨーテ(カードゲーム)、パラノイア・トラブルシューターズ(書籍)、
という3つが際立った存在感を持っています。トラブルシューターズは3刷の完売(つまり計7000冊の販売)も見えてきている状況。
そこに持ってきての今回のリトル・レッド・ブックの発売は、それ自体の売り上げへの期待があるのも勿論ですが、
パラノイアを遊んでいる、あるいはこれから遊ぶ皆様に色々とメリットをもたらせるものではないかな、と期待しております。
楽しみな未知数と言う感じ。よろしければ皆様、チェックしていただければ幸いです。

ごめんなさい、古代ローマとジュリエット、7月に延びております。

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  • 2016/06/26 08:44 午後
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西山がぎりぎりまで調整してはいたのですが、6月中を目指していた「古代ローマの新しいゲーム」と「ジュリエットと怪物」の再販が、
7月にずれ込んでしまう形となりました。無念。
一因としては、春ゲームマーケットが終わってからもゲーム製造の依頼が後を絶たないという、例年とは異なる状況になっていたことがある模様。
刻一刻と、変化してきておりますねえ。

2点の再販売ができなかったことを含め6月はなかなか難しい月だったですが、7月からは社内的に色々新体制ということになっており、
心機一転やってきたいと考えております。
思わず足踏みをしているような心持ちになってしまいますが、数え上げると色々やっている。
リリースを控えているゲームもある。発表しているものも、これから発表するものも、…着手しなければいけないものも(笑)。

あと、東京ドイツゲーム賞の二次審査が始まっています。いきなり最終へ通過する水準のゲームも。有難い。

枯山水英語版のAmazon.co.jpでの販売開始につきまして。

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  • 2016/06/16 07:04 午後
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https://www.amazon.co.jp/Stone-Garden...entries*=0

本日より、Amazon.co.jpにてStone Garden English version、つまり枯山水英語版が購入可能となりました。
国内各販売店様への出荷は、そのニーズの有無もさることながら、日本語版とパッケージがほとんど同じことからの混乱の懸念もあり、実施するか検討中です。
(実施する場合でもシュリンクにステッカーを貼る等して混乱を防ぐ対応が必要と考えております)

枯山水英語版の日本Amazonでの取り扱いについては、結構前から検討していました。
英語版の製造は、現在販売している枯山水日本語版(というと奇妙ですが)と同時に終えましたので、1月のことでした。
2月から調整していたのですが、日本Amazonの新規の取扱い形態への対応もあり非常に時間を要した結果、本日よりの販売開始となりました。
まずは購入いただけるようになって、よかったです。一つ肩の荷が下りました。


ちなみにニューゲームズオーダーは、パラノイアRPGをはじめ書籍についてはAmazonに直接出荷しているのですが、
ボードゲームについては今まで、Amazonでの直接取り扱いを選択してこなかった経緯がございます。
その理由は…内向きビジネス向きの話になるので、取り立てて詳しく述べる必要は無いかもしれませんが、
簡単に言えば国内ボードゲーム販売における「バランス」について考えた結果取った(少なくとも2014年ごろまでは適切と思われた)距離です。
国内でのボードゲームの広がりの礎は各地の専門店の皆様のご尽力にあり、実店舗での販売と、それを補う形での通販がある。

しかしながら2016年現在、その従来の見方を続けるのは難しい気もしています。
ニューゲームズオーダーが日々出荷するボードゲームの量はお陰様で大きく増え、率直に申し上げて、出荷した先でどのように販売されているのか、
結果どれだけが最後にお店でお客様のお手元に渡るのか、最後にネットを経由して配送されるのかは、把握しきれなくなっています。
測られてはいないわけですが、全体でみて店頭と通販の販売数の比というのは、通販の方が上回っているのではないかな…、
という印象を持っています。
(それももしかすると、随分前から逆転していたのではないかと思っていますし、またその割合も日を追ってネットが重くなっているのではないかとも感じています)

そのことについて自分は良いとも悪いとも、嬉しいとも遺憾だとも思っておらず、(あくまで印象ではあるわけですが)、
商業の移り変わりとして、日々観測しています。
ただ、B2FGames含め実店舗というのは、マイナーだったボードゲームというジャンルにとっての「必需品」から、
「贅沢品」に変わったのかな、という印象は随分前から持っています。
担っていた事柄の多くを(勿論全てを、では無いのですが)インターネットが補うようになった。この5年ばかりの間でも、です。
多くのことを担うことで細々とできた店が、新たに何を担って続けていくのか、いけるのか、いくべきなのかということを考えています。
言い様によってはニューゲームズオーダーはB2Fが代わりに担った新たなこと、です。

とまあ、ちょっと今まで言及しなかったことをこの機会に書きましたが、前述のことと今回の枯山水英語版のAmazon取扱いのことは、
直接は関係ございません。国内での私どもの流通の仕方、専門店の皆様との連携に依然不都合は生じていないものと認識しています。
これは国内でのボードゲームの販売が全体的に上昇しているからこそ…、と言えるかもしれませんが、
自分たちとしては、今までのやり方をできる限り継続していければ…と思っています。
ですので現状、Amazonでのボードゲームの直接取り扱いは、枯山水英語版のみです。

本件について、Amazonで…と自分が考えましたのは、私たち日本のパブリッシャーが自前で英語版を作った場合、
比較的海外の方にご購入いただき易い、(特にお客様と私ども双方の手間の面で)ローコストでそれ以上のリターンが見込める形は…、という思考の結論です。
販売数だけのことを言えばAmazon.com(つまりアメリカAmazon)で、ということになるのですが、
そうすると自分たちは適宜アメリカのAmazon倉庫に納入しなければならなくなり、手間が大きい。
特にアナログゲーマーの方は、日本の方でも米独Amazonから買い物している方も数多くお見受けしますから、
ここは海外の愛好者の皆様に少しご不便乗り越えていただいて、日本のAmazonから枯山水英語版等を買っていただくようにすれば、
私どもは実質アディショナルな仕事無く、枯山水の英語版を売っていけるのではないかな…と考えました。

実際どうなるかは、現時点ではわかってないんですが(笑)。実験です。正直売れないかもしれませんし、その時にはまた考えます。
ただ私どもは、基本近くの(つまりまずは国内の)皆様に喜んでいただけるものを作ってお届けする、というのを仕事の基礎にしていますから、
近くをうっちゃって遠くに狙いを定めるような選択は、おそらくしません(まずそう乗り気でないのですがあまり得でもない気もします)。
ただ構えの変更を最小限に留めつつ、より遠くにお届けできるようになれば、それは素晴らしいことだと思いますので、ちょっとやってみたいと思います。

…勿論予想より遥かにたくさん売れてくれても構わないんですけど(笑)。
実は日本語版の枯山水、1月にあんなに作ったのにお陰様で2~3か月のうちに品薄となる見通しが出ております。
英語版がたくさん売れたら次回一緒に生産できるな~という皮算用。
ということで普段はあまりお願いしていませんが、先ほどニューゲームズオーダーのTwitterでしてました英語のツイート、
お邪魔でなければリツイートしておいたりしていただけると嬉しく思います~。

大事な6月、そろそろ中日。

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  • 2016/06/14 05:14 午後
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西山が(外注でセットアップをお願いしていた)ビッグチーズの完成品を台車で持ってさっき帰ってきたのを見て、
「ああ、2013年のデカい宿題が終わったんだなあ」とちょっと感慨。今さらながら、ビッグチーズ日本語版初版の生産完了。
ビッグチーズは、当時の自分たちとしてはたくさん売れたけれど、チーズ型の缶を作るのは勿論たいへんで、かなり背伸びして作った製品でした。
あの頃は一時に一つずつ自社製品を作るのが精一杯で、一つ作り終えたらまた一つ、という感じで作っていましたねえ。
商業と呼べる効率には届かないスピードだったけど、あの頃心に浮かべていたことは色々と大事だったなと、改めて思います。
3000個作った組上げ前の缶を中身のカードや駒とは別に保管して、売れる度に自分たちで組上げシュリンクしてシールを貼って、
とやっていたんですが、この1~2年くらいで他の業者さんに組上げをお願いするようになりました。
自分たちで何もかもやることにも様々なメリットがありますが、敢えて外にお願いするパートを作って広げていくことにも、
またメリットがあります。

あれだけあった組上げ前のチーズ缶が今日やっと無くなった。2013年の春ゲームマーケットで発売したから、ちょうど3年くらい。
あの頃「この缶が無くなる日は、来るのかなあ」とぼんやり思っていたので、やはりちょっと感慨ありです。

積み残しながら進んできた課題を、一つずつ解消しながら進んでます。これが地味でシンドイ(笑)。
シンドイだけならまだ良くて、現実は「そういう課題は置き去りでほっぽらないと、もう次には進めないよ」という数字が、目の前には見えてもいる。
でも「後で何とかする」という空手形をいくつも切って、言ったら騙し騙し進んできたので、不渡りにならなかったことを良しとして、
辻褄を合わせていくということで、やっている。シンドイですけど(笑)。

今、ちょっと長く品切れてしまっている「古代ローマの新しいゲーム」の3刷の生産を、急ピッチで進めています。
6月再出荷目標。
それから、これはカタログで「5月再販予定」と書いたものの微妙にかなわなかった「ジュリエットと怪物」。
タチキタで小規模にやっていてちょっと人気だったものですが、これもNGO版として6月末になんとか出荷…と思ってます。
バルバロッサ2刷は海外で生産中。おそらく8月になります。以前の製造時はホント滅茶苦茶円高だったので3000円にできましたが、
残念ながら次は価格を上げざるを得なさそうです。

さんざんお待たせした(僕らも待っていた)スルー・ジ・エイジズは、昨日チェコゲームズエディションの倉庫から輸送業者にピックアップしてもらいました。
遠い船旅なので7月はちょっと間に合わなそうなのですが、8月には発売できる見込みです。
フードチェーンマグネイトも進行中で、こちらはオランダで(原語版と同じ工場で)作ってもらっている駒のスケジュール次第なのですが、
8月中にお届けしたい気持ちでやっています。
スルー・ジ・エイジズとフードチェーンマグネイトを夏に出す会社は、重ゲー志向過ぎるパブリッシャーな気がしますが、流れでそうなっちゃいますねえ。
ミドルレンジで言うと、秋ゲームマーケットに、今着手したもの、間に合えばいいな~あ。
ホントは今月中にあと2つ自分のパートをやることにしていたんですが、資金繰りが悟空の輪っかのごとく締め付けてきてなかなか考えにくい。
「早く進めないと、今年中に出ないよ!」という現実と「そんな早く作ると、制作費払いきれないよ!」という現実。
ボードゲームは以前より遥かにたくさん売れるようになりましたが、それでもまだまだ痒い所に手が届きませんなあ(笑)。
まあ、また、やれる限りをやりましょーう。

新製品のミーティング30分前に。

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  • 2016/06/10 01:33 午後
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Blogを更新してみーる。今日は暑いっすね!梅雨とはなんだったのかという感じ。水不足たいへんだ。

NGOの資金繰りバトルも(相変わらずたいへんではありますが)底の状況は何とか脱し、新製品を作り始めております。
本当に、お金が無いとボードゲームは作れません(笑)。お金稼ぐ為に(も)やっているはずなんですけども~ね~。

ここの所書いていますが、これだけボードゲーム、とりわけ日本語版のアイテムがあふれている状況で、そこにさらに拍車をかけていく動き、
いかがなもんでしょう、という視点は勿論持ちながらのことですが、その視点は今逆に、「次作るゲーム、絶対あったほうがいいだろう」
という確信をもたらしてくれてます。こんな状況だからこそ、要る物を作るのよ。

あともう一つ、「どうしたらより売れるのか」という検討に一区切り付けたので、今回あんまりそういう所に使命感を持っていません。
ある意味自分たちが思う良い物作るのと売れるのは(色々頑張ってみましたが改めて)直結しないので、
というか売れるという要素に優先順位与えすぎるとパターン化して色々詰まらないので、優先順位を下げていきます。
結果出てくるものは従来の作りを大方踏襲していることになると思いますが、意識は結構別の方向に行っている。
より売れるのをメリットと考えるのは常識的な感覚ですが、より自由に作って同じくらい売れるのも改善かな~と思っています。

そんなこと言ってて売れなかったらどうしよう(笑)。ま、今作ってるのでるのは多分秋ですから、忘れたころにまたお話します。


欲張りなので、もう一突破二突破。

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  • 2016/06/05 11:59 午後
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これは2015年からNGO社内で継続的に話し合われていることですが、国内でのボードゲームの広がり方、とともに、
売れ方が確実に変わってきている、ということをとみに感じます。本当に具体的なことはとりあえず控えるわけですが、
「どういう物が」「どこで」「どれくらい」売れるか、というのが、ホント月単位で変わります。
広がっていく中ではこういう目まぐるしい変化があるんだな、と思いつつ観測し続けてきたわけですが、ここに来て、
1つその売れ方に方向性が明確に現れてきているように見受けています。
商売人として、でもプレイヤーでもある者として、どういう風に対応していくか。それが問題。

ボードゲームがより広く普及するということについて、どう思いますか?と問われれば、界隈の大半の方が、それは良いことですよね、
というお答えをされると思います。ただ実際は、その変化がもたらすものは望ましいことばかりではないんだよなあ、当然。
それはあっけらかんと「改善」と呼べるものではなくて、あくまで「変化」だと。ニュートラルなもの。
雑な問いになりますが、ボードゲームって良いものですか?ということについても、自分は「勿論良いものですよ!」とは答え難いです。
道具だからね。扱い次第で。良いものになったらいいよなあ、と思ったからこそ、ハナ切ってやってきましたが。

自分の目の届く範囲にあるボードゲームは、そりゃあ良いものにしてやるさ、自分の目が黒い内は、と思ってやってきましたが、
遠くまで広がったら、その先でどうなるのかは、わからんなあと。その先々の皆様に期待申し上げるより他無いのですが、
多くの方が直視したくないだろう部分で、なかなか厄介なもんですからなあ。どうだろうどうだろう。なかなか難しいんじゃないか。
こういう話題は大体「まあ自分ができる範囲で最善を尽くすだけです」と締めざるを得ないのですが、それが思考停止じゃないかなあ、
もう一段階、突破口は無いのかい、という考えが絶えません。その突破が無いと、ボードゲームの価値はこのくらいで終わりじゃないかな~あと。
「それはしょうがないんじゃないの、動かせないんじゃないの」という所が、ホントは一番動かしたい所ですから~。
妙案は無いんですが、私ホントは諦めきれてないです(笑)。

息をすってはいてゲーム作る日々。

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  • 2016/06/03 12:10 午後
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ゲームマーケット終わったら作るんだ…というゲーム2つになかなかしっかり取り掛かれずにおります。
(正確には3つだけど優先順位でいうと2個が先と位置付けています)
…というのは、資金繰りのことも毎度ながらあるのですけども、それ以上の理由として、他のゲームの日本語版の作業をしているから。
うーん何というかちょっと不思議かつ面白い状況。ゲームの制作が止まる理由が「優先するゲーム制作の作業があるから…」。
止まっている方が自社企画なのに対し、今やっている方が持ちかけられたものだから…ということで、
こういうときは大体「すぐ入稿して!」という無茶を言われるのです。

諸々どう進んでいくかというのもこの6月7月の売れ行き次第。資金繰り順調だったら制作も順調に行けるけど、どうだろう~。







5月、95%。

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  • 2016/05/28 12:28 午後
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次回書いたのがゲームマーケットの前日でしたが、気付いたら5月終わりますねえ。
本日は珍しく新製品の発表でもなく、日々のブログとして書こうかなと思います。

毎日書いていたころは、骨が折れることではありましたが、毎日自分の状況を書いて、皆さんにお知らせするのもそうですが、
「今お前こうだぞ、B2F、NGOこうだぞ」ということを整理し、自分自身に認識させる効果が多大にあったと感じています。
まさに自分にとっては一つの基礎を成したんですが、時を経るというのはそういうことなのね、というもので、
ニューゲームズオーダーの責任者の発言、的な立場の重みを感じ、どうも何でもかんでも毎日書いていると問題あるぞこりゃ(笑)、
という気がして書かなくなっていました。
(毎日書いているとその日その日のことをネタにせざるを得なくなるので、自然に何でもかんでも書くことになりまして)

しっかしまあ、そこで過去の自分が言ったことから教訓を得れば「他の人は自分で思うほど自分のこと気にしてない」ということで、
ここの所ちょっと書いていっちゃいたいと思い始めてます。
より正確に言えば「書いちゃえるような状況に戻りたい」ということかも。26でB2F始めたんですが、10年も経つと若干オッサン感出てしまいます(笑)。

そもそも別に、書いちゃえないような状況になんか、本当はなっていない。自分で自分を、そういう気分に持っていってるだけなのかなと。
実際10年前に比べれば、不恰好ながらどうにかこうにかゲームの出版とかができたからか、なんか言うと思いの他耳を傾けてもらえちゃうようになったもんで、
外野から好きなことを言って、物好きな人しか聞いてない、みたいな状態ではないかもしれないですが。
まあ、Twitterに記事のリンクが貼られなければ、今でも外野だろうと(笑)。
(実際Twitterのリンクでページのビュー数が10倍とか余裕で変わります。このブログ書き始めた時って、Twitter無かった頃ですねえ)

とまあ、書き始めると長々文が延びてしまうのは相変わらずですが、今日は5月の総括的なあたりのことで。
タイトルにもありますが、ど~もニューゲームズオーダーの5月の売り上げが当初目標の95%超えたあたりで止まりそ~な28日(あと4日)。
ここ最近(下手すりゃ年単位で)月の売り上げ目標なんて話をしてないのにいきなりどうしたんだいYou、という感じもありますが~、
ええこの5月というのは、春ゲームマーケットもございましたがそれが無くても私どもにとっては非常に大切な位置づけになっていた月でして、
この半年くらい出費出費して作ってきたゲームをいよいよ売るフェイズ、お金が戻ってくるフェイズに転換するという時だったのです、数か月前から。

ちなみに大前提として、その売り上げ目標自体が数年前からすると(なんなら1年前でも)目ん玉飛び出る額になっているので、
「ちょっとの間に随分贅沢言える身分になっちまったぜー」という見方もできるっちゃあできるんですが、
その目標っていうのは別に「一儲けして外車買うぜー!」みたいな発想から出ているわけではなく、
2016年現在、自分たちが皆さんにお送りしていこうとしているニューゲームズオーダーのゲーム作りの品質や規模に届かせる為の必要最低条件、
というところなのでございまして(あと目ん玉飛び出るほど税金払ってお金無いから、という理由もあります(笑))。
ええ、有り体に言うと、掲げた目標を落とさずに続けるために必要な数字と位置付けていたのでございます。

それが今、95%。なかなか面白いじゃねえか(笑)!
「あと4日あるじゃない!」という見方もできますし、「5%弱なんて、誤差じゃない!」ということにしてもいいのかもしれませんが、
私はこういう(誤差ってことにしてもいいような)所から自分なりに情勢を見極めてきましたし、次の手に反映させてきた部分があります。
周辺の状況と、自分たちの取り組みと、その関係から生み出されたものが、言わば「95%」だとすると。
この数年間の結果が95点とも。95点て言えば上出来ってことにしてもいいのかもしれないですが、これはこの数年間の自分たちの、総力戦の結果です。
あと5点は、この方法では埋まらない気がしている。それどころか、このまま時を経れば、維持していくのも難しい。
(売り上げもそうですが、自分たちのやる気やテンションも大事ですので)

だから何が言いたいんじゃいと言うと、これを、2013年以降取り組んできたやり方に対する1つの結論としようかな、と思っているということです。

え~、ご心配いただく必要はありません。
「ボードゲームの名作復刻とか日本語版出版とかもうやめるぜー」というようなことを言っているわけではありません(笑)。
ただ2016年、それから2017年くらいまでの範囲では、日本でのボードゲームの商業で「こういう風にするとこうなる」ということについては、
自分たちなりの結論を出せたので、やってきた中で評価いただいていることは続けながらも、
背負い過ぎずに次のことを考えようと。ポイントは何より、やっぱり「自分たちが楽しくなっていくこと」です。私たちは欲張りですので(笑)。
2015年に積み残したゲーム1個、これは必ず今年出したいと思います。あと新たに契約したゲーム2個。これも出したい。
スルー・ジ・エイジズ。去年の12月あたりにやってた仕事なのでとっくに出ててもおかしくないですが(時期はチェコ次第ですが)絶対出します。
フードチェーン・マグネイト。自分は担当じゃないけど当然もう動いている。(特に向こうで作ってる駒生産要因で)定刻通りかはわからないですが、
ご満足いただけるものになると思います。
フロストグレイブは、関と広瀬が今次の本のことをやっています。ミニチュアの仕入れ販売も含め、頑張ると思います。
あと並行して、自分たちがワクワクしているような新しいことも始まってます。責任は後において(どうせ自分は背負いますから)
何より盛り上がっていこうと思います。

…これだけ書いても全部じゃない。やり過ぎですな自分たちは(笑)。やることはそんな変わらないかもしれないけど、
気持ちはより好き勝手な方に切り替えて、やりたいことを、やりたい順に、やっていこうと思いますー。


2016年春ゲームマーケット、前日。

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  • 2016/05/04 07:46 午後
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久しぶりに日記っぽく書こうかなーと思っている本日は、午前中から倉庫で、ゆかいなさかなさんにエスカレーションをお引渡しでした。
黒川さんに遠路はるばる車でおいでいただき、色々ゲームのお話も。ゆかいなさかなさんには6日からご販売いただきます。無事にお渡しできて、よかった。

今は、明日のゲームマーケットの荷物ピックアップのため、22時に手配されている2tトラックの到着を待っています。
本社の荷物を積み込み倉庫に向かい、倉庫で積み込みいったん解散、早朝倉庫集合で動き出し、という算段です。
ニューゲームズオーダーのブースで販売する品目も40種を超え、エスカレーションのステッカーやフードチェーンマグネイトのフライヤー、
お配りする新しいカタログ(これもページ数がたいへんなことになってきました)、一般ブースで広瀬が出すフロストグレイブの展示物、
そして責任重大なタチキタプリントの当日納入品群。毎度ながら、我々が朝やらかしますとゲームマーケットの内容に響いてしまう、
非常にシビれる一両日でございます。万難を排して行っておりますし、特に西山は朝の納入が終わると開始前に7割ゴールしたような感じだと思います。
多分後はカードゲーム台紙のご紹介がしたいくらいじゃないでしょうか(笑)。

http://iamfactory.thebase.in/items/2876703
http://iamfactory.thebase.in/items/2876709
http://togetter.com/li/969315


という自分も他のスタッフも、特にエスカレーションで相当追い込みましたので、無事にスタートできたら、あとは皆さんと、束の間の7時間を楽しみたいと思います。
思えば遠くへ来たもんだ~、という感覚に駆られることも時折ありますが、いいやどこへも行ってないさ、
このゲームが載ってるテーブルの傍にいるさ、とも思います。そのテーブルで、これから遊ばれるゲームが面白くなるように。
そんだけじゃい、ということを再確認するゲームマーケット。エスカレーション新発売、よろしくお願い致します~。

ゆかいなさかなさんとのコラボ第2弾。エスカレーション日本語版をゲームマーケットで発売します、その3。

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  • 2016/04/23 07:10 午後
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2015年のリリースを目指して、長谷川さんがお手すきになったら着手しましょう、とお話したのですが、
ここからお互いの多忙でなかなかタイミングが合いませんでした。、4月着手の予定が5月になり、6月になり、私たちの都合で9月になり…、
15年秋のゲームマーケットに間に合わないことがはっきりとし、「2016年こそは…!」という態勢になりました。

新たなエスカレーションが今回の姿で実像を結ぶことになるまでには、本当に様々な検討があり、周辺の状況の変化があり、
考えたこと感じたこと、様々な要素が時前後してあったのですが、主だったところを、発生順でないですがお話したいと思います。


まず、SPIELEのアートワークでエスカレーションを作ろう、という発想をしたのは私です。
SPIELEのステッカーやiphoneケースや、そういったものを目にした時に自分が率直に感じたのは、
「これはまだボードゲームに触れたことの無い新しい方々にも通じる魅力を備えたビジュアルなのではないだろうか」ということでした。
これが、より多くの方の目に触れるどこかに当てはまったら、別のことが起こるのではないかと。

正式に長谷川さんに依頼する時には既に「SPIELEビジュアルで…」という条件を申し上げていました。

実はのことを言ってしまいますが、自分の腹案は2つあって、今回の案ともう1つせめぎ合っていた案が
(当ては全く無かったですが…)漫☆画太郎先生への依頼を試みる、というものでした。
元の絵を踏襲しながらさらに皆さんに面白く受け取っていただき、センセーショナルなものにするには…、
ということから自分としては大真面目に考えていたのですが、
そもそも難しい以前に自分たちの仕事を考えると発想の方向がずれてるかもしれん、と結果その路線には向かいませんでした。
(こう書くと「そっち挑戦してほしかった!」という感想もいただくかもしれませんが…)


このエスカレーションを預かった者として、これをどうしようと試みるか、というのが、立ち返るべきことなのかなと思ったのです。
自分たちは今、このゲームはどういう物です、という定義をできてしまう立場にあるし、またしなければいけない立場にありますので。
この2016年日本で、エスカレーションをどういうものとするか。


エスカレーションと言うゲームは、「短時間でできる良いゲーム」という認識と「ライナー・クニツィア作品としては取り立てる程のこともない凡作」
という評価が併存するゲームだと思います。造詣の深い、歴の長いゲーマーの中でも「あれは良いゲームだよね!」という認識と、
「あれはなんでもない、子供だましっぽい運ゲーでは…」という認識に分かれているのではないでしょうか。
お互い他のゲームのことでは話があったり敬意があったりする同士ですから、直接互いの不見識を罵り合ったりすることは無いわけですが。
またエスカレーションがそういう向きのタイトルでも無いというのもあると思います。まあカードゲームは好みあるから…と。

自分は立場としては前者に属するわけですが、後者の皆様がそう仰る気持ちもわからないことはありません。
特に、プレイ人数6人までと表示されていますが、5~6人でやると相当引き運任せになり、純然と対戦ゲームとしては3~4人までの方が良いと思っています。
「酔いどれ猫のブルース」あたりでもあった問題で、こっちで勝手に「4人まで」と表示してしまいたい気持ちもあるのですが、
それこそ「それをお前が決めんなや」というところで。ライナー・クニツィアが6人までだと言っている物をこちらの一存で4人までにして(良かれと思ってだとしても)、
「6人で楽しんでるんですけど…」という方々の思いを切り取る権利は無い、のではないかなという判断を今はしています。

そして、5~6人で、という前提に立たなくとも、エスカレーションは、引き運の要素が小さくないゲームであることは確かです。
引き運の良し悪しが、よりしっかりと考えて導いた建設的な選択を上回ることはしばしばあります。
(近年長時間のボードゲームの売り文句で「No luck」という文句が書いてあることが時折ありますね)

そこだと思います。「だからイヤなんだ」という認識と「だから良いんだ」という認識が生まれるのは。自分は「だから良いんだ」と思っています。
ここが本当に難しい。きっとボードゲームに詳しい多くの方が考えているより難しい線引きがあり、その線がどこで引かれるべきなのか、というところでまた別れる。

直接私と話したことがある方ならご存知と思いますが、私自身、エスカレーションと一見似たようなポジションにあるゲームを、しばしば否定します。
エスカレーションの近くに、いかんなあと思う物はよくあります。
これは私個人の意見ではありますが(といってもニューゲームズオーダーの顔役ですからニューゲームズオーダーの意見ということになるでしょうが)
違いはどこにあるのか、というと、「それでも意思決定があるのか」ということです。
言い換えれば「今こうしよう、という選択が、人によって(単純な優劣としてではない)バリエーションを持つのか」ということでしょうか。
「自分ならここでこうするよ」という主体がそのゲームに必要なのかと。
運でしばしばご破算になるとしても、人によって出す正解が変わり得て、それが時に報われたり、罰されたり、運でうやむやにされたりするならば。
「ああいう時、次あったらこうしてみよう」というものならば。
エスカレーションは最善手の解答用紙が作れるような、わかっている人なら誰しも、初めから終わりまで同じ選択を取るようなものではない。
それでいて、「一番わかってる奴」がいつも勝つものでもない。
今はちょっとよくわかってないけど、少し歩みは遅いけど、でもゲームを遊んでみたいという人が、息をつける余地がある。「だから良いんだ」と。
エスカレーションからゆっくり始まるボードゲームが、どこかであるだろうと。


エスカレーションというゲームにどういう役割を与えたいと思ったのか、何故長谷川さんに「SPIELE」ビジュアルでお願いしたかったのか、
自身の心情に気付いたのは後からのことでした。お願いするにあたってまず、長谷川さんに
「SPIELEのイメージをエスカレーションに使う、というのは、長谷川さんにとってどういうご心境なんですか?問題ないでしょうか」
と尋ねた所、「SPIELEバージョンのエスカレーション、単純に夢です。嬉しいです」という有難いご返答をいただきました。
それから、「長谷川さんはどういう着想でSPIELEのステッカーを作られたんですか?」という質問をし、その答えには正直驚きましたし、
「お願いしてよかったな」と感じました。
「ボードゲームがあまりにも好きすぎて、全部欲しいんだけどそれは無理なので、コマの絵を描いて我慢することにしたんです」
と笑いながら仰ったのです。

自分としては長谷川さんに穏やかで、どこか淡々とした方なのかなという印象を持っていたので、あっさりされた、その激しいカミングアウトは衝撃でした。
でも驚いた一方で、「だからお願いしたくなったんだろうなあ…」と、納得もしました。
長谷川さんは「人が作った駒の絵を描いているだけですから」と謙遜されていましたが、普通まずその発想に至らないですよ、と申し上げました。
また描いた駒がどのように選ばれたか、と言うお話で、ステッカーを作る時に周囲のボードゲーマーの皆さんからの「描いてほしい駒」のリクエストを受け付けた、
という話を聞いて、そうだったのかーと。
今回のエスカレーションで作ったものは、確認が取れたものの他、使用が難しいと判断しニューゲームズオーダーのゲームの駒等を新たに書きおろしてもらい、
再構成している部分もあるのですが、いかに元のイメージを大事にしながら作れるか、というのは一つのポイントでした。

自分が長谷川さんの「SPIELE」のお力を借りたかったのは、そのボードゲームへの気持ち、その姿を借りて、
新たな方々にゲームの面白さを届けたい、という願いだったのだな、というのが自分の心持ちでした。
また同時に、これは私自身の矛盾した気持ちの現れかもしれないなとも思います。
新しい方に、外の世界にボードゲームを届けたい。
勿論全員とは思いませんが、まだボードゲームを知らないけれど、こちらから打って出て知らせに行くことで、
喜んでくれる方もいると、それはそう思っています。

しかし一方で、自分は外では無く、中の方を見続けているのだなと。ボードゲームを外に向ける為に、中から目を逸らして、外に目を向けるということは、
自分にはできないってことかもしれないなと。外に打って出るものにする為に、今中にある、テーブルに載っているものを譲ることはできないと。

入稿データが完成して、今回のエスカレーションのデザインを前もって目にしている方々には、「このビジュアルは新しい人たちにも歓迎されるんじゃないですかね!」
と言ってもらえることも多いのですが、私としては、そこへの確信は持っていません。
長谷川さんの描いたSPIELEは、ボードゲームを既に大事に思っている同好の皆さんに向けられたもので、そして好評を博しているものです。
その中に向けたものが、外の方々にとってどうなのかは、正直申し上げてわかりません。
ただ、できる限りで作ったらこうなりました。わからんけど、私たちの全力の結論がこれです。今は晴れ晴れしています。

私はこのエスカレーションで「ウノと勝負したい」と思ってるんですけどね(笑)。このエスカレーションから、ボードゲームを遊んでおくれよと、そう思っております。
中の方みたまんまだけど、このまま後ずさりして、中を大きくしてやるよと。そうエル・カバレロの要領で!(←再版予定の無い昔のゲームで例えるのは良くない)

いつもこんなことを書いてますなあ。
そういうことなんですが、最終的なデザインを検討する中で、エスカレーションを遊びながら考えていて、痛感した所があります。
「遊んでる最中は、マジで数字しか見てない…」ということです(笑)。
正直元のバージョンもパッケージの婆さんばかりが印象に残って他はろくすっぽ印象に残ってなかったです私(こんな絵のカードあったっけ…とホント思った)。
ライナー・クニツィアのゲームにありがちなんですが、ホントはこのゲーム、完全にアブストラクトですよね(笑)。
実の所、「こういうテーマのゲームだからこういうビジュアルが必要」と要求されるゲームより、
「実際はアブストラクトなんでキャッチーな絵なら何でもいいんだけど、何かしらは必要」というゲームの方が、よっぽど厳しいということです。

「なつのたからもの」でもそうだったんですがクニツィアさんのゲームは結構そうなので、
そういう時はゲームの中で行われている最低限の動作から発想を膨らませています。
なつのたからものは「何か良いもの、カラフルなものを集める(何せ10色ある)」というところから、カラフルな良いもの→夏の風景、という所で発想しました。
今回のエスカレーションは、「手元に積むとマイナス点になるもの」…。

…ということでそうなりました~。これをゲームマーケットで発売するというのはどうも煽りになっちゃうようで(笑)!
結局内向きのコンテクスト盛り盛りと言う気もしますがー、まあいくら頑張ってもこれは舞台裏の話で、ゲーム中は数字しか見ないし!
新しい方には「何かカラフルなかわいいもの」にしか見えないと思うし!これで行かせてもらうよ!


あと、これはデザイン面で頑張ったところですがー、その最も大事な「カードの数字」をちょっと印象深いものにするために、
ちょっと新工法で面白いことになっていますので、「元のエスカレーションも持ってるよー」と言う方にも、
そういうアイテムの魅力という所でチェックしていただければ幸いです。
最近私たちそこらへんの加減がわからなくなってやってみましたが、結構良いんじゃないかと思っておりまーす。


ということで、いつも以上にながなーが書きましたが、これは内に向いた話ですのでね(笑)。
エスカレーションは気軽に楽しめるカードゲームなので、こんな文を読まずとも遊んでいただければ!
5月5日のゲームマーケットで発売、1800円、当日は先着順ですがミニステッカーもオマケでついています。
(デザインはお楽しみとして伏せておきますが、良いと思います!)
皆様どうぞ、よろしくお願いしまーす。